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乗員約6000人と大量の戦闘機を載せ今も世界に展開しているのはアメリカのミニッツ級空母です。その1番艦ミニッツについて、着艦回数が35万回を達成したと報じられています。

空母の戦力は他の鑑定にはない戦闘機を唯一運用できる点です。これには通常兵器から核兵器までありとあらゆるターゲットを撃破できる装備が搭載されており、いつでも戦闘できるように訓練が繰り返されてます。

この空母ミニッツに関して運用運用開始から48年が経過した現在、見出しでも紹介したように35万回の着艦に成功したと発表しました。ちなみに次に多いのは同じくミニッツ級空母でドワイト・D・アイゼンハワー (CVN 69) で32万6600回としています。

この記念すべきマイルストーンとなったのは2023年4月22日朝で、ニミッツの指揮官であるクレイグ・シコラ少佐と第22打撃戦闘飛行隊(VFA)の「ファイティング・レッドコックス」の指揮官であるルーク・エドワーズでF/A-18Fスーパーホーネットに着艦した時だったとしています。

今回のマイルストーンを迎えたことについてシコラ少佐は「光栄に思う」とし「パイロットら以外もこの艦と機体の整備などを行ったすべての乗員、その家族らの支援がなければ不可能だった」と述べました。

ミニッツ級空母


ミニッツ級空母1番艦ミニッツは1968年に着工し、1972年に進水した原子力空母です。全長は東京タワーと同じ333メートルあるアメリカ海軍の主力空母として現在も運用されています。

乗員は合計6600人あまり。航空機70機前後のせ最大30ノットで航行することができます。

▼空母打撃群の例
空母打撃群の例

空母は通常は単体行動はせず空母打撃群として護衛する目的でイージス艦や潜水艦も同時に配備され運用します。 その攻撃能力は非常に高いもので、ミニッツ級空母を旗艦とする空母打撃群によりそこら1国の軍事力を超える戦闘能力があるとも表現されることがあります。常に最高のパフォーマンスが発揮できるように日々訓練が実施されています。

このような規模の空母を大量に運用できているのは世界で唯一アメリカだけで、その技術力がずば抜けて世界一であることがここからも見て取れます。