
訳の分からない主張を繰り返す人間はどこの国、地域でもいますが今回は中国です。去年自殺を図った女を救い自ら怪我を負った警備員はその女の家族から「お前が悪い、一生償え!」などと逆に非難されたと報じられています。
中国メディアによると、この事件は2022年10月吉林省で発生したものです。出来事があったのは地元の病院で発生したもので、当時4階から女が自殺を図ろうとしていたといいます。この病院の警備員だった28歳の男性は騒ぎを聞きつけその様子を目撃します。
心寒!保安徒手接墮樓女致重傷骨折 反遭家屬嗆:女兒有事你負責
当時の様子は女がバルコニーに座っていたといい、落下した場合に備えて地上では準備が進められていたものの間に合うような状態ではなかったといいます。そしてこの女が飛び降ります。警備員は受け止めようと手を広げたものの支えることはできず落下。警備員も強い衝撃とともに意識を失い気がついたときには病院にいたといいます。
そして警備員。お金が無いことを病院に伝えたところ「治療はできないから投薬は中止」と見捨てられました。当然重症を負った彼は警備員も解雇されました。
その後、女を救った警備員については多くの支援者が現れたといい、家族らは「この世の中にはまだ多くの善良の人がいる」として感謝しているといいます。警備員も救ったことは最善の行為だったと後悔はしていないと話しています。
中国でもっとも知られる彭宇(パン・ユー)事件になるのですが、以降中国では人助けをすることは危険だという認識が急速に広まり、事件から8年が経過した2014年にメディアが行った実験でも40人近くが助けを求める人に手を差し伸べなかったことが分かっています。もちろん彭宇事件以外でも難癖を付けられ裁判となり多額の賠償金を支払えず助けた側が自殺に追い込まれたケースも存在しています。
もちろん中国に限ったことではないのですが人助けをした結果、逆に非難されたり何故か犯罪者扱いにされたケースが各地で報告されています。
心寒!保安徒手接墮樓女致重傷骨折 反遭家屬嗆:女兒有事你負責
当時の様子は女がバルコニーに座っていたといい、落下した場合に備えて地上では準備が進められていたものの間に合うような状態ではなかったといいます。そしてこの女が飛び降ります。警備員は受け止めようと手を広げたものの支えることはできず落下。警備員も強い衝撃とともに意識を失い気がついたときには病院にいたといいます。
自殺女家族「金払え!」、病院「出てけ!」、会社「解雇!」
女を救った警備員、その後地獄が待っています。警備員は助けた女の家族と連絡する機会があったといい、話をしたところ「うちの子は障害者になった!お前が生涯責任を追え!」などと意味不明なことを言われました。そして警備員。お金が無いことを病院に伝えたところ「治療はできないから投薬は中止」と見捨てられました。当然重症を負った彼は警備員も解雇されました。
報道されたことで助かった警備員
この問題は中国でも広く報道され多くの人が事件を知ることになったといいます。当然この自殺家族らの言動については強い批判が寄せられたといいます。その後、女を救った警備員については多くの支援者が現れたといい、家族らは「この世の中にはまだ多くの善良の人がいる」として感謝しているといいます。警備員も救ったことは最善の行為だったと後悔はしていないと話しています。
人助けはやめた方がいい理由
中国では2006年にバス停で転倒した老婦人を助けた人物がその老人から「こいつに突き飛ばされた!」などと難癖を付けられたことで逮捕された事件があります。その後の裁判では「老人を助ける前に犯人を捕まえるのが筋だ」などと意味不明な判断がされ賠償金7万9000元(約105万円)を言い渡されることになります。中国でもっとも知られる彭宇(パン・ユー)事件になるのですが、以降中国では人助けをすることは危険だという認識が急速に広まり、事件から8年が経過した2014年にメディアが行った実験でも40人近くが助けを求める人に手を差し伸べなかったことが分かっています。もちろん彭宇事件以外でも難癖を付けられ裁判となり多額の賠償金を支払えず助けた側が自殺に追い込まれたケースも存在しています。
もちろん中国に限ったことではないのですが人助けをした結果、逆に非難されたり何故か犯罪者扱いにされたケースが各地で報告されています。