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常に消耗し破損する道路。日本でも各地で道路の破損が発生していますが、これに関して自費で破損した箇所をアスファルト舗装したとろこ放置し続けた州政府から罰金を受けたと報じられています。

ミラノの日刊紙などによると、出来事があったのはイタリア北部ロンバルディア州にあるバルラッシーナという街です。この村に住む72歳のトレンタさんは苦情を入れても当局が3ヶ月以上も放置し続けている巨大な道路の穴を自費で修理したところ、罰金と原状復旧命令つまり穴を開けろと指示されたとしています。

記事によると空いた穴は道路の横断歩道上にあったもので、直径に40cm*40cmほどの穴が空いていたといいます。そこで当局は修復する意思はないと判断し自費で修理したという流れです。

しかしその後、3ヶ月放置した当局が道路を修復したことを発見し、直した人物を特定。662ユーロ約10万円の罰金と原状復旧命令を出しました。ちなみに5日以内に支払わない場合は882ユーロ約13万円に増額するいう内容だったとのこと。

トレンタさんはこの判断に激怒しており「私をバカだと思っているのならそれは間違いだ」「相つらは私を挑発している。反訴する」と口にしています。またこの出来事はイタリアでも話題になっているといい、テレビ番組に出演した時は「この罰金を取り消すために最後まで戦う」とまで口にしています。

ちなみにイタリアは首都でも1万箇所以上の穴があるとされており、修理できないのは行政の予算不足などが原因とされています。

参考