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ウクライナ侵攻で多く目にするようになったソ連(ロシア)の戦車。主に東側陣営が使ってる標準戦車が新しいとは言えないT-72となるのですが、先日アメリカで運ばれている様子が撮影されました。

ユタ州にあるウェンドーバー飛行場付近で目撃されたのは現在ウクライナで多く目にすることができる旧ソ連時代に開発されたT-72戦車です。T-72はこれをベースに発展形として様々な戦車が作られることになるのですが、いずれも現役戦車です。

T-72 Tank Spotted At U.S. Gas Station | The Drive
https://www.thedrive.com/the-war-zone/t-72-tank-with-possible-tie-to-ukraine-spotted-at-u-s-gas-station

一方アメリカではここ最近、少なくとも先月にもルイジアナ州でT-72をベースにしたウクライナから持ち込まれたと考えられるロシア製のT-90が運ばれている様子が確認されていました。

今回発見されたT-72についてはウクライナから来たというよりもチェコ製のものだと考えられています。理由としてはチェコの企業がウクライナに送るため改良した90両があるといい、その1両がアメリカに持ち込まれた可能性があると指摘しています。

戦車にはネバダ州シルバースプリングの国立自動車試験センター(NATC)で引き取られ、東に向かってメリーランド州のアバディーン試験場(APG )にある住所にある国立地上情報センター(NGIC)に向かうとなっており、先月確認されたT-90も同じくアバディーン試験場(APG )に向かったとしています。アバディーン試験場は300平方キロメートルの広大な面積のある陸軍の試験場でアメリカ陸軍武器科の本拠地としています。

何らかの試験を行うため持ち込まれたことは間違いのですが、その理由は追加のテストが行​​われたり、兵器やコンポーネントの研究がされる可能性が高いとしているものの詳しくは分からないとしています。

いずれにしてもこのウクライナ戦争ではアメリカなど西側の強力なサポートにより戦線を維持できていることは間違いなく、アメリカも過度にロシアを刺激しない方法で支援を続けているという印象を受けます。