
Photo:pexels.com
夜なのに寝れないと不眠を訴える人は特に高齢者で多くいますが、これら不眠症について時間監視行動(TMB)という、時計つまり今の時間を見る行為が更に不眠を悪化される心理学者が警告しています。
継続的な不眠ではないもののなかなか寝付けないということは誰もが経験したことがある思います。不眠症については軽いものから重い症状まで、悩んでいる人も多いと思うのですが、不眠症は日中に眠たくなるという問題以外もうつ病や心血管疾患など他の健康問題にも影響が与えている可能性があると指摘されています。
Doing This One Thing Makes Insomnia Even Worse, Psychologists Warn : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/doing-this-one-thing-makes-insomnia-even-worse-psychologists-warn
この不眠症についてインディアナ大学ブルーミントン校の臨床心理学者スペンサー・ドーソン氏が行った新しい研究によると、不眠症の人の多くが行っている今の時間を確認する行為、専門用語では時間監視行動(TMB)がさらに症状を悪化させると説明しています。
「十分な睡眠が取れていないのではないか…と心配し再び眠りにつくまでにどれくらいの時間がかかるか、いつ起きなければならないかを推定し始める」という行動がTMBで、不眠症とそれに伴う煩わしさを悪化させ、時計を気にする機会がさらに増えるといいます。
Doing This One Thing Makes Insomnia Even Worse, Psychologists Warn : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/doing-this-one-thing-makes-insomnia-even-worse-psychologists-warn
この不眠症についてインディアナ大学ブルーミントン校の臨床心理学者スペンサー・ドーソン氏が行った新しい研究によると、不眠症の人の多くが行っている今の時間を確認する行為、専門用語では時間監視行動(TMB)がさらに症状を悪化させると説明しています。
「十分な睡眠が取れていないのではないか…と心配し再び眠りにつくまでにどれくらいの時間がかかるか、いつ起きなければならないかを推定し始める」という行動がTMBで、不眠症とそれに伴う煩わしさを悪化させ、時計を気にする機会がさらに増えるといいます。
研究者はアリゾナ州の睡眠医療センターでアンケートに答えた4,886人の不眠を訴える患者から『不眠症の重症度』『眠ろうとして監視した時間』『市販薬と処方薬の両方の睡眠薬の使用状況』といった睡眠特有のデータを調査しました。
結果、この3つの要因の間には強い関連性があることが判明しました。つまり、症状が深刻な人ほど今の時間を確認し、睡眠薬を多く服用するということです。「時間監視行動により不眠症状を悪化させるため睡眠薬の使用に影響を与えることがわかりました」と研究者は述べています。
また研究者によると、不眠は眠れないという不安を解消することも重要であり睡眠薬をただとるというのは健康上のリスクや長期的な有効性についての心配があると指摘しています。そのうえで、不安を解消するための心理的なケアを行うことで睡眠薬の使用を緩和できることがわかったとしています。
不眠症の人が時計を確認するという行為について、「時計を隠すこと、スマホなども手に届かないところに置くなど単純に時間を確認できない状況にすることも一つの手です」「時計を見たところで役立つことはなにもない」とも説明しています。
*抄訳したものを掲載しています。医学的な内容につきましては必ず医師の説明を受けてください。
また研究者によると、不眠は眠れないという不安を解消することも重要であり睡眠薬をただとるというのは健康上のリスクや長期的な有効性についての心配があると指摘しています。そのうえで、不安を解消するための心理的なケアを行うことで睡眠薬の使用を緩和できることがわかったとしています。
不眠症の人が時計を確認するという行為について、「時計を隠すこと、スマホなども手に届かないところに置くなど単純に時間を確認できない状況にすることも一つの手です」「時計を見たところで役立つことはなにもない」とも説明しています。
*抄訳したものを掲載しています。医学的な内容につきましては必ず医師の説明を受けてください。