
国内外メディアによると、31日午前6時28分ごろ北朝鮮から南に向けてロケット(事実上の弾道ミサイル)が発射されたと報じています。これに関して韓国メディアは軍関係者の話でロケット本体が確認されていないとしていたのですが一体なぜなのか。
まず31日の発射に関して、その発射が行われたのは北朝鮮で最大の発射場、平壌から北西に位置する東倉里にある西海(ソヘ)衛星発射場です。もう一つ、北朝鮮には日本海側に舞水端里(ムスダンリ)ミサイル発射場があるのですが今回はこちらは使用されていません。
西海衛星発射場では2012年12月12日にロケット『銀河3号』を搭載した人工衛星「光明星3号2号機」を打ち上げています。
一方で韓国メディアのSBSは発射の2日前となる29日に報じたものとして、韓国軍の関係者は「西海衛星発射場に今回打ち上げたロケットは確認されてない」とし、現在鉄道で輸送中であり今後組みてれると軍事担当の記者が記事にしていました。
冷静に考えて31日から発射期間にはいるにも関わらず29日時点で組み立てられていないというのは不自然になるのですが、なぜこのような発表になったのでしょうか。
そのため外部からは発射台にロケットが無いというのは当然でありロケットは打ち上げの数時間前まで確認できません。
北朝鮮は早朝に打ち上げた理由は単純で夜間だと光学衛星ではロケットの確認が難しいためです。今回の打ち上げスケジュールとしては打ち上げ前夜となる30日の夜の時点でロケット発射台に固定されていたと考えられます。その後、組立棟と元の位置に戻し打ち上げ準備を開始。燃料注入を行い朝に発射したという流れになります。
現時点でどのようなロケット発射されたのか北朝鮮の発表もなく、西側の衛星でもどのような規模のロケットなか捉えられておらずよく分かっていません。新たに建設された発射台の規模が90mあるとされ2/3サイズだったとしてもある程度の大きさのあるロケットとも考えられます。
西海衛星発射場では2012年12月12日にロケット『銀河3号』を搭載した人工衛星「光明星3号2号機」を打ち上げています。
一方で韓国メディアのSBSは発射の2日前となる29日に報じたものとして、韓国軍の関係者は「西海衛星発射場に今回打ち上げたロケットは確認されてない」とし、現在鉄道で輸送中であり今後組みてれると軍事担当の記者が記事にしていました。
冷静に考えて31日から発射期間にはいるにも関わらず29日時点で組み立てられていないというのは不自然になるのですが、なぜこのような発表になったのでしょうか。
建屋で組みたてたロケットを移動するため
SBSの記事ではロケットは発射台で組み立てられるという内容だったのですが、実は北朝鮮は一般的なロケットのようにロケット組立棟が存在しています。このロケット組立棟は移動式になっており、内部で完成したロケットが一緒に発射台まで共に移動、ロケット本体のみ固定され組立棟だけ元の場所に戻されます。この組立棟は正方形で発射台の南端にあり、29日の時点で北側に60m移動していたことが確認されています。そのため外部からは発射台にロケットが無いというのは当然でありロケットは打ち上げの数時間前まで確認できません。
北朝鮮は早朝に打ち上げた理由は単純で夜間だと光学衛星ではロケットの確認が難しいためです。今回の打ち上げスケジュールとしては打ち上げ前夜となる30日の夜の時点でロケット発射台に固定されていたと考えられます。その後、組立棟と元の位置に戻し打ち上げ準備を開始。燃料注入を行い朝に発射したという流れになります。
現時点でどのようなロケット発射されたのか北朝鮮の発表もなく、西側の衛星でもどのような規模のロケットなか捉えられておらずよく分かっていません。新たに建設された発射台の規模が90mあるとされ2/3サイズだったとしてもある程度の大きさのあるロケットとも考えられます。