image111

増え続ける地球の人口。これにより食料危機などが発生する可能性が指摘されていますが、実はこの地球人口について、2100年頃には増加から減少に逆転する可能性が高いとしています。
Photo:UNFPA Tokyo

地球上の人口については過去の歴史では何度か減少に転じたことがあったものの、いずれも回復し現在のような右肩上がりのカーブを描いています。しかしこの人口増加については2100年頃には減少するのではないかと予想しています。

Global Fertility Collapse Will Be Worse Than the Black Death | NextBigFuture.com
https://www.nextbigfuture.com/2023/06/global-fertility-collapse-will-be-worse-than-the-black-death.html

その理由は女性一人当たりの平均出生数である出生率が崩壊しているためです。これは日本を始め一部の国家で出生率が減っているためであり国の経済も萎縮し続けるとしています。

例として日本は現在の1億2,200万人から2050年から2056年頃には約1億人に近い数値になります。2050年までに人口は1億人を下回る可能性がありそのうち38.8%の人口が65歳以上となります。
現在、日本国民は2,000万人が75歳以上、3,700万人が65歳以上で、日本の平均年齢が48.4歳であるため日本の1人当たりGDPは縮小し続けることになります。日本の労働力の約半数は50歳以上という現実がありこの年齢になると人間としての生産性が低下し始め、将来的に仕事をしなくなります。

現在世界のGDP80%以上を占める国は合計特殊出生率が人口を維持できる数にはなっていません。今後数十年ごとに生殖能力のある女性が失われるということは、ほぼすべての国で人口減少の雪崩が始まっていることを意味します。

特に中国では2027年から2050年にかけて子供を産める年齢人口が年間1,000万人が減少するとされ、日本では毎年100万人減少するとみています。中国、日本、イタリア、スペインなどの国では子供を産める年齢人口は2050 年には現在より約20~30%減少すると予想されています。