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主に対地攻撃用として運用されている長距離巡航ミサイル、トマホーク。これに関してアメリカで開発されているトマホークの最新型BlockⅤはマリタイム・ストライク・トマホーク、海洋打撃トマホークというモデルが開発されます。(画像は通常モデル)

シンクタンクの戦略国際問題研究所が実施した最近の戦争シミュレーション。特に中国が台湾侵攻するという未来が想定されているのですが、台湾は離島であるため中国海軍の艦艇を叩く能力が強く求められることになります。

現在アメリカ軍はメネシス、NMESIS(海軍海兵隊遠征船舶阻止システム)という新しい無人車両で運用する車両発射型の対艦ミサイルを試験中です。無人車両にしたのは敵の標的となる可能性のある発射装置から確実に隔離し兵士を保護するという目的があります。しかしその射程はわずか115マイル。

海軍・海兵隊遠征船舶阻止システム”NMESIS”

NMESISはその射程から一般論として日本に接近する中国艦船に対してのみ有効だと指摘しています。理由はその特性にあります。特に中国が台湾に侵攻を開始した場合を想定すると、NMESISで武装した海兵隊は中国の侵攻船を沈没させるためには物理的に島つまり台湾本土に展開済みでなければならないとしています。
したがって、仮に明日にでも侵攻が始まればアメリカ海兵隊が台湾本土にNMESISを配備できる可能性は低いと見ています。

そこで有効な対艦兵器として注目するのはトマホークの最新型Block Vbというマリタイム・ストライク・トマホークです。これは長距離巡航ミサイル、トマホークに対艦攻撃を付与したモデルで射程は1000マイル、約1600km。

▼艦艇から発射されるトマホーク BlockⅤ(動画は通常の対地型?)


アメリカ海軍は早ければ2024年にもマリタイム・ストライク・トマホークを運用可能となります。海兵隊は合わせて地上発射型の海上攻撃トマホークを運用するらしく、仮に部隊に配備されれば台湾からずっと離れた基地から中国の船を沈めることができるだろうとワシントンD.C.のシンクタンク新アメリカ研究センターの国防プログラム責任者は語っています。