
最近注目されているのは週休2日ではなく3日お休みできるという文字通りの週休3日。一部大手企業では試験導入されつつとも言われているのですが、お隣韓国の大手企業サムスンは月に1回ですが部分的な導入を始めたと報じられています。
韓国メディア、朝鮮日報によると今月12日、サムスン電子は6月から社員の必須勤務時間を満たした場合に限り毎月1日ずつ休む「月中休業」を新設するとしています。これにより生産職などを除いたサムスン電子の社員は月々月給日である21日がある週の金曜日に休むことができるなどとしています。
この制度はサムスン電子は今年4月に公知した労使協議会の結果に含まれた内容だとしています。しかし、毎週確実に3日休める週休3日制ではなく、月1回だけ金曜日だけ休めるというもので単純に年間12日お休みが増える…というものになります。お給料面については特に記載はなく不明です。
欧米などで注目されているこの週休3日。これに関してはいくつかメリットが報告されているのですが、南オーストラリア大学が行った研究では、13か月間を行った被験者の例として、調査期間中のもので目安として1週間に2~3回の休暇をとり、1ヶ月間の休暇は約12日という例では、彼らは休日の過ごし方は週休3日の利点
アウトドア レクリエーション(35%)などとなりました。合わせて研究者によると身体的な活動以外もメンタル面の改善もあったとしており、「世界中の企業が週労働時間の短縮を試みていますが、当然のことながら従業員はストレス・燃え尽き症候群・および疲労が軽減され、メンタルヘルスも改善され、ワークライフバランスも改善されたと報告しています」と説明しています。
家族/社交行事(31%)
休息とリラクゼーション(17%)
レジャー以外の目的(他人の世話や介護など)
当然メンタル面が向上すれば生産能力の向上や休職率、離職率の改善など様々な効果も得られます。それ以外にも人が旅行やショッピングに出かけるようになればお金の動きも必然的に生まれるため地域社会や国家にとっても何らかのメリットが出てくると考えられます。