RP-377LA

ウクライナ軍によると身体的な日時は不明ですが、RP-377LAというロシア軍のレトロな車両に搭載した電子戦システムを砲撃により破壊したと発表しました。

SNSなどに投稿された動画によると、最近ウクライナ南部のヘルソン地域でガソリンスタンドのような施設に停車していたVの文字が付いたRP-377LAと考えられる車両がウクライナ軍の砲撃により破壊されたとしています。



こちらがドローンにより撮影された映像になるのですが、使用された兵器が戦車砲なのか自走砲といった長距離兵器なのかは不明です。

RP-377LA_1

破壊されたのはRP-377LAというその見た目が非常にレトロな車両です。主な使用用途はVHF無線通信機器の検索およびその発信位置の特定、そしてその電波妨害となります。つまり部隊間のやり取りに使用される無線を使用不能にするというものなのですが、指揮官らには敵の通信、調整、同期能力の妨害や低下に対抗する能力も与えられるとしています。

RP-377LAシステムの性能としては20~2000MHzの周波数範囲で運用されている無線を検索するうことができ、25~2000MHzの無線方向探知を実行できるとされています。予想では旧モデルとなるPR-377Lの動作周波数のスキャン速度は10 MHz/sとなっているのですが、RP-377LA バージョンでは65 MHz/sと6倍以上の速度で探知することができる仕様になっています。