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韓国で数年前から問題視されている粉末食品に含まれる鉄粉です。最近新たに基準値の26倍を超える鉄粉が見つかったとして販売していたメーカーが摘発されたと報じられています。(画像は鉄粉除去装置)

韓国メディアによると最南端の離島、済州島にある済州市で非衛生的な環境で有害な鉄粉などを含む加工食品を作って販売してきたメーカーが摘発されたと報じています。

記事によると、このメーカーは食品製造として工業登録がされていないまま無許可で加工食品を作って販売してきたことがわかり済州道自治警察団は食品衛生法違反の疑いでメーカー前代表と実質運営者ら2人を拘束したとしています。


このメーカーはタイガーナッツと呼ばれるナッツ原物を済州で栽培したもの使用していたといい、販売期間は2020年6月から今年2月まで粉や油などを市販していたとのこと。これまでオンラインショップや大型販売店で7600万ウォン、約830万円ほど売り上げていたとみられています。

大量の鉄粉含有

メーカーから押収したナッツを調査した粉末から基準値の26倍も超える鉄粉が確認されたとしています。このゆな鉄粉はナッツを粉末にする過程で機械がこすれることで発生するものです。これは単純に粉砕機ロールが摩耗することで発生してしまうということになります。

韓国では食品公転相基準規格として「食品中の金属性異物(鉄粉)は10.0mg/kg以上混入してはならず、大きさが2mm以上の金属性異物が検出されてはならない」としています。

それ以外もメーカーが販売していた油からは腐敗成分が基準値の15倍でてきたとしており、警察は携帯電話などを押収しておりメーカーの関係者らが問題を知っているにも関わらず販売を続けていたとしてます。