
ロシアメディアによるとロシアの民間軍事会社『ワグネル』でプーチン大統領とも強いつながりがあるとする創設者プリゴジン氏がロシアの軍指導部に対して、プーチンと社会を騙したなどと発言していると一部ででており、国民決起を呼びかけるという異例の対応をしていると報じられています。
国内外メディアによると、プリゴジン氏は自信のSNSアカウントを通じてロシア軍のトップら、セルゲイ・ショイグ国防相やワレリー・ゲラシモフ軍参謀総長のウクライナを巡る軍事侵攻に関して「軍指導部という悪を止めなければならない」などと投稿し、ロシア国民に対して決起(決意して立ち上がり、行動を起こすこと)を呼びかけたなどと伝えています。
この報道の信頼性については高くロシア当局が同日23日、元KGB組織の一つとなるFSBがプリゴジン氏に対して「武装反乱を呼び掛けた」として捜査を開始したと報じられています。これに合わせてロシア、クレムリン付近では装甲車が走り回るなどの様子がSNSに投稿されており、ある種のクーデターを警戒していることが伺える対応がみられます。
これに合わせてウクライナ内務大臣顧問のAnton Gerashchenko氏によるとロシアで電波ジャックされテレビでプリゴジン氏の声明が放送されているという内容を記載しています。ただしこれがいつ誰が作ったものかは不明で捏造されているか可能性もあります。
合わせてAnton Gerashchenko氏によるとプリゴジンのSNSでロシアの都市ロストフに入ると宣言していたとのこと。このロストフはウクライナのSMO(?)に参加するロシア軍の参謀が配置されている都市でここに向かう高速道路が現在閉鎖されています。(参考)
またプリゴジン氏によるとショイグ国防相らがワグネルを破壊する命令を下したとして実際にミサイルや榴弾砲による攻撃が実施されたともしています。
プリゴジン氏は一連のウクライナ侵攻に関しても発言しています。要約するとウクライナ軍がドンバスつまりウクライナ東部の親ロシア住民を虐殺してきたというのはショイグ国防相およびオリガルヒ(ロシアの富裕層)がついた嘘だと発言したとされています。これはロシアがウクライナ侵攻の理由、つまりロシアが親ロシア派を保護するためという目的そのものが嘘だったことになります。何故嘘をついたのか。理由はこの連中がウクライナの利権を狙ったものであり、あわせてNATOがウクライナと共同でロシアに対して(?)攻勢をかけるといった話も国防省の嘘でありロシア社会とプーチン大統領を騙した結果だと主張しているとのことです。
その背景にワグネルとロシア正規軍との間のウクライナ侵攻の方針が異なり、バフムトの戦いではロシア軍がワグネル側を攻撃したということも伝えられていました。いずれにしてもプリゴジン氏はセルゲイ・ショイグ国防相やワレリー・ゲラシモフ軍参謀総長に対してはこれまで数回名指しで批判しており、ロシア軍のトップらが無能だという発言からも対立は深刻化している様子を見せていました。
ただプリゴジン氏のこれまでの発言から、ウクライナを巡る戦闘の方針が異なるため対立しているのであってウクライナ侵攻が一時的に停滞する可能性はあっても止まる事はないと考えられます。あくまでプリゴジン氏はプーチン大統領と共にウクライナ侵攻を支持している傾向がみられ、この対立が本当のものなのか西側を欺く行為なのかも否かも慎重に見ていく必要があります。
この報道の信頼性については高くロシア当局が同日23日、元KGB組織の一つとなるFSBがプリゴジン氏に対して「武装反乱を呼び掛けた」として捜査を開始したと報じられています。これに合わせてロシア、クレムリン付近では装甲車が走り回るなどの様子がSNSに投稿されており、ある種のクーデターを警戒していることが伺える対応がみられます。
Military equipment in the center of Rostov. pic.twitter.com/lG54diScZc
— Anton Gerashchenko (@Gerashchenko_en) June 23, 2023
これに合わせてウクライナ内務大臣顧問のAnton Gerashchenko氏によるとロシアで電波ジャックされテレビでプリゴジン氏の声明が放送されているという内容を記載しています。ただしこれがいつ誰が作ったものかは不明で捏造されているか可能性もあります。
Russian Telegram channels report that TV channels in Russia have been hacked and are now broadcasting Prigozhin's statements. pic.twitter.com/ks01brIXOC
— Anton Gerashchenko (@Gerashchenko_en) June 23, 2023
合わせてAnton Gerashchenko氏によるとプリゴジンのSNSでロシアの都市ロストフに入ると宣言していたとのこと。このロストフはウクライナのSMO(?)に参加するロシア軍の参謀が配置されている都市でここに向かう高速道路が現在閉鎖されています。(参考)
またプリゴジン氏によるとショイグ国防相らがワグネルを破壊する命令を下したとして実際にミサイルや榴弾砲による攻撃が実施されたともしています。
プリゴジン氏は一連のウクライナ侵攻に関しても発言しています。要約するとウクライナ軍がドンバスつまりウクライナ東部の親ロシア住民を虐殺してきたというのはショイグ国防相およびオリガルヒ(ロシアの富裕層)がついた嘘だと発言したとされています。これはロシアがウクライナ侵攻の理由、つまりロシアが親ロシア派を保護するためという目的そのものが嘘だったことになります。何故嘘をついたのか。理由はこの連中がウクライナの利権を狙ったものであり、あわせてNATOがウクライナと共同でロシアに対して(?)攻勢をかけるといった話も国防省の嘘でありロシア社会とプーチン大統領を騙した結果だと主張しているとのことです。
ワグネルとロシア軍指導部
ワグネルとプリゴジン氏についてはウクライナ東部バフムトを巡るウクライナ軍との戦闘で「弾薬が足らない!」「お前らの子供はユーチューブを見て楽しんでる」などと軍指導部を痛烈に批判する投稿が話題となり世界中で報じられることになりました。その背景にワグネルとロシア正規軍との間のウクライナ侵攻の方針が異なり、バフムトの戦いではロシア軍がワグネル側を攻撃したということも伝えられていました。いずれにしてもプリゴジン氏はセルゲイ・ショイグ国防相やワレリー・ゲラシモフ軍参謀総長に対してはこれまで数回名指しで批判しており、ロシア軍のトップらが無能だという発言からも対立は深刻化している様子を見せていました。
ただプリゴジン氏のこれまでの発言から、ウクライナを巡る戦闘の方針が異なるため対立しているのであってウクライナ侵攻が一時的に停滞する可能性はあっても止まる事はないと考えられます。あくまでプリゴジン氏はプーチン大統領と共にウクライナ侵攻を支持している傾向がみられ、この対立が本当のものなのか西側を欺く行為なのかも否かも慎重に見ていく必要があります。