
テレビ報道等でも報じられているロシアの民間軍事ワグネルが反乱を起こし、モスクワに迫っていた事案に関してロシア国営メディアが報じたとされる内容としてショイグ国防相及びゲラシモフ参謀長の更迭が決まったなどと報じられているもののこの情報の信頼性は保たれていません。
一連の内容はロシア国営メディアがSNSで発表したとされるもので、その内容としてはプリゴジン氏の反乱を受けてプーチン政権側はショイグ国防相及びゲラシモフ参謀長の更迭することなどと引き換えにプリゴジン氏がベラルーシに亡命する(亡命なのか移動なのかも不明)という話で決着がついたのではないかという説です。
ただし、これら情報についてはショイグ国防相及びゲラシモフ参謀長の更迭はなく続投するという内容がありプリゴジン氏傘下のワグネルについては責任は問われない一方でロシア軍側に入るというものも報じられており状況はよく分かっていません。
この反乱でヘリコプターを含め軍用機が4~7機程度撃墜されたと報じられています。こちらはAn-26というロシア軍の輸送機(正しくは偵察機)を撃墜した様子が確認できます。
こちらの映像は24日撮影されたものでロシア軍の攻撃ヘリに対してワグネル側の地対空ミサイルが発射され囮をつかって回避したという映像です。
合わせてロシア国内の富裕層らがプライベートジェット機を利用して大勢が退去したともされ混乱する様子が報告されていました。
いずれにしてもプーチン大統領はプリゴジン氏の反乱に関して相当譲歩する対応をしており、何らかの大きなやり取りがあったことは間違いありません。それがショイグとゲラシモフ更迭なのかも現時点ではよくわかっていません。
これほどの行動を起こして「流血の懸念がでから引き返す」というのはあまりに軽すぎる動機であり、ワグネルの仲間も含めて死を覚悟していると説明していたとするプリゴジン氏がいったいどのような妥協案を飲んだのかは今後分かることになります。
ただし、これら情報についてはショイグ国防相及びゲラシモフ参謀長の更迭はなく続投するという内容がありプリゴジン氏傘下のワグネルについては責任は問われない一方でロシア軍側に入るというものも報じられており状況はよく分かっていません。
The Wagner Group just shot down an An-26 transport plane of the Russian Air Force over the Voronezh region
— Visegrád 24 (@visegrad24) June 24, 2023
They have also shot down 3 Russian military helicopters since launching the military coup last night pic.twitter.com/S3KeXA8UbR
この反乱でヘリコプターを含め軍用機が4~7機程度撃墜されたと報じられています。こちらはAn-26というロシア軍の輸送機(正しくは偵察機)を撃墜した様子が確認できます。
The onboard defense kit of the Ka-52 of the Russian Aerospace Forces evaded the anti-aircraft missile system "Strela-10" of the PMC "Wagner". pic.twitter.com/Kpby1CeEeV
— Clash Report (@clashreport) June 24, 2023
こちらの映像は24日撮影されたものでロシア軍の攻撃ヘリに対してワグネル側の地対空ミサイルが発射され囮をつかって回避したという映像です。
プーチンはどこか?クレムリンから撤退したという情報も
一連の反乱を受けてプーチン大統領はどこにいるのかという疑問がでたのですが、航空機を追跡しているサイトによるとロシアの大統領専用機がモスクワを離れていたことがわかったとしています。目的地はロシアの飛び地となるサンクトペテルブルグとされているのですがよく分かっていません。合わせてロシア国内の富裕層らがプライベートジェット機を利用して大勢が退去したともされ混乱する様子が報告されていました。
ロシア軍もワグネルに寝返る?
今回の反乱に対して戦車を載せた車両が高速道路を突き進んでいたのですが、設けられていた検問所のロシア兵らとの明らかな激しい戦闘行為は確認されていません。ロシア正規軍がワグネル側に入ったとする行動もみられたとしています。これはワグネル側がモスクワへ200kmまで迫ったとされ、25日にもモスクワに到着する可能性が出ていたことからも戦闘がなかったことが伺えます。いずれにしてもプーチン大統領はプリゴジン氏の反乱に関して相当譲歩する対応をしており、何らかの大きなやり取りがあったことは間違いありません。それがショイグとゲラシモフ更迭なのかも現時点ではよくわかっていません。
これほどの行動を起こして「流血の懸念がでから引き返す」というのはあまりに軽すぎる動機であり、ワグネルの仲間も含めて死を覚悟していると説明していたとするプリゴジン氏がいったいどのような妥協案を飲んだのかは今後分かることになります。