2022年にロシアの黒海艦隊旗艦の旗艦を失うという大失態をしたロシア海軍。現在ウクライナではロシアの艦艇などに対して無人船などを導入して攻撃するなど映像がいくつか確認されており、ロシアも警戒している様子が伺えます。

その対策なのか、ここ最近民間軍事衛星写真を販売しているプラネット・ラボが撮影したものとしてロシア海軍黒海艦隊の多目的フリゲート艦「アドミラル・エッセン」と思われる艦艇の艦首・艦尾がほぼ均一な濃いグレーの塗料で塗りつぶされいると指摘しています。



このフリゲート艦はこれは、プロジェクト 11356R「ペトレル」級2番艦で、第30水上艦艇師団の一部でありロシア海軍の黒海艦隊で最も強力な兵器の一つになっているとしています。

▼ウクライナの自爆無人船


現時点で何故このような塗装をしたのかについては明らかになっていないのですが、予想としておそらくウクライナ軍の無人自爆船の低解像度のカメラから見る映像を誤魔化し操縦者を誤解させるために行われている可能性があると指摘しています。

要するに命中させないようにしているという以外も、無人船のオペレーターは不鮮明な映像で攻撃の対象を判別することになるのですが、あえて小さく誤認させることで攻撃されるのを防ごうという思惑があると考えられます。
このような攻撃は早朝や日没など暗い時間帯に行われることも多いと考えるとグレー部分が隠れ船体が小さく見せる効果はある程度有効と考えられます。