世界初の実用ステルス機F-117を秘密裏に開発し何年も極秘としてたアメリカ軍。その後F-22、F-35と世界トップの戦闘能力がある機体を次々と開発してきました。一方でこれらステルス機の機能をも凌駕する戦闘機として第6世代戦闘機の開発が進められているのですがその全容についてはよく分かっていません。

アメリカの第6世代戦闘機はNGADと略称で呼ばれています。その機体開発はアメリカ軍が求める仕様の元開発されているのですが、請け負っているのは2社とされています。この2社が一体どこなのかも明らかになっていないのですが、予想ではロッキード・マーティン、ボーイング、ノースロップ・グラマンの3社のいずれかが開発しているものと思われます。

また新たに3つの業者がこのプログラムに参画しておるといい、ミサイルやセンサーといった第6世代に必要なハードウェア・ソフトウェアをこれまで製造した実績のある企業になっていると考えられます。

アメリカ第6世代戦闘機の今後

現在アメリカの第6世代機については具体的な性能などの情報はでていません。予想ではイギリスが発表した第6世代機テンペストと同等かそれ以上の性能を持っていることは確実といえるのですが、アメリカ空軍としては2024年頃にも機体設計の最終決定がされるとしており、現時点も具体的な仕様はまだ決定されていないということになります。

F-22やF-35といった従来の第5世代ステルス戦闘機はその維持コスト、生産コストも含めて第4世代機に比べて非常に高くなっていることが分かっています。もちろん優れたセンサーで高い戦闘能力が付与された結果にもなります。
アメリカであってもF-22のように調達数が少ないまま生産ラインが停止されるという出来事があったことからも、安価に機体を製造できるのかは機体性能とほぼ同等レベルで重要な選定基準になっていることは間違いありません。

アメリカでは世界初の第6世代機と主張するB-21爆撃機の姿が初公開まで全くリークされなかったこと見ても、最終的なデザインは試作機が完成しお披露目されるまで私達は知ることはできないということになりそうです。