オーシャンズゲートが運用潜水艦がタイタニック号を見に行くという謎のツアー中に水圧で押しつぶされるという事故が発生した件について、有効期限が切れた旅客機の炭素繊維を購入し船体を作っていたことが明らかになりました。
ワシントン・ポスト紙によるとトラベル・ウィークリー誌編集長であるアーニー・ワイズマン氏は今年5月のダイビングも悪天候のためキャンセル、翌月となる今年6月にオーシャンズゲートで同じくタイタニックツアーに参加することに同意していたものの、スケジュールの都合で辞退していました。
OceanGate CEO Bragged About Using Expired Carbon Fiber to Build Doomed Sub
https://futurism.com/oceangate-ceo-expired-carbon-fiber-submarine
そんな彼がオーシャンゲートの CEOであるストックトン・ラッシュと交わした会話として、潜水艦タイタンの製造に使用される炭素繊維に関してCEOが「飛行機で使用するには有効期限が過ぎていたものを使用している」とし、「ボーイング社から大幅な割引価格で購入できた」などと話していたと報じています。
一方でワイズマン氏は「使用期限切れの素材を使って問題ないのか?」と問い質すと、彼は非常に否定的な態度で「いえいえ、全く問題ありません。飛行機としてこれらすべての認証を取得していることは別のことですが炭素繊維そのものは完全に健全です」と話していたと説明しています
OceanGate CEO Bragged About Using Expired Carbon Fiber to Build Doomed Sub
https://futurism.com/oceangate-ceo-expired-carbon-fiber-submarine
そんな彼がオーシャンゲートの CEOであるストックトン・ラッシュと交わした会話として、潜水艦タイタンの製造に使用される炭素繊維に関してCEOが「飛行機で使用するには有効期限が過ぎていたものを使用している」とし、「ボーイング社から大幅な割引価格で購入できた」などと話していたと報じています。
一方でワイズマン氏は「使用期限切れの素材を使って問題ないのか?」と問い質すと、彼は非常に否定的な態度で「いえいえ、全く問題ありません。飛行機としてこれらすべての認証を取得していることは別のことですが炭素繊維そのものは完全に健全です」と話していたと説明しています
ボーイング、販売した記録がない
ボーイングとやり取りしていたという発言になるのですがボーイングは反論しており「タイタンのパートナーではなく船体の設計や製造も行っていない」と述べ「オーシャンゲート、CEOに対して炭素繊維を販売した記録がない」と説明しています。指摘された問題を無視
この潜水艦については当初から問題が指摘されていたと言われているのですが、潜水艇の専門家カール・スタンレー氏が2019年4月にタイタン号に乗船中に亀裂音を聞いたという話があり構造の懸念についてラッシュ氏にメールを送っていたといいます。しかしこの電子メールには返信はなく「設計をいくつか変更して新しい船体を建造した」と説明していたそうです。タイタンの沈没の事故原因については100%確実に知ることはおそらく不可能とされているのですが、専門家らは、カーボンファイバーとチタン片が接触した隙間から水が浸入した可能性があると推測しています。