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先日、日本の人口が1年で51万人減少したと報じられていましたが、一方アメリカでは大学が行った研究とて毎年医師が病気を誤診したことにる患者の死亡者数が毎年37万人ほどいる可能性があると発表しています。

これはジョンズ・ホプキンス大学医学部の研究者らのが行ったもので、毎年アメリカ国内では推定79万5,000人の患者が医学的誤診の結果、永久的な障害を負ったり死亡している考えられ、その数は合計で102万人に達する可能性があるとしています。

研究者らによると79万人5000人の誤診された患者のうち、ほぼ半数の37万あまりが死亡していると見ています。

Wrong Diagnosis Kills Hundreds of Thousands in US Each Year : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/wrong-diagnosis-kills-hundreds-of-thousands-in-us-each-year

最も誤診された疾患の上位5つは全誤診症例の38.7%を占めているのですが、多い順に脳卒中、敗血症、肺炎、静脈血栓塞栓症 (静脈内の血栓)、肺がんだったとしています。研究によるとこれらの診断エラーは、患者が病気に最も一般的に関連付けられている症状以外の症状を示している場合によく発生するとのこと。

つまりどういうことかというと、もしあなたが脳卒中だった場合「めまい、頭痛、倦怠感」が出るらしいのですが医師は脳卒中であれば片側の筋力低下、ろれつが回らないなど症状を知っているといいます。しかし「めまいや頭痛など」と患者から症状説明された場合、医師によってそれほど深刻ではないとして診断されてしまう可能性があるとしています。

また肺がんについてはに低線量CTスキャンを受けることを推奨されているのですが、その理由は従来の胸部レントゲンよりも病気を早期に検出できる可能性がはるかに高くなるというものです。つまりCTまでさせるのか、レントゲン程度で終わらせるのかについては患者が訴える症状などから総合判断して行うことになるのですがその症状についても不可解な症状を伴う複雑なものが『病気』だとしています。

誤診されてしまうか否かは確かに医師の経験にも左右されるのですが、その前に私達が体の症状を伝える時にどのような症状があるのか。ただ「つらい」「痛い」といった曖昧な表現ではなく、いつから、何をするとどのような症状がでるのかなど、医師に今の症状をすべて伝えることで誤診も大幅に減っていくものと考えあっれます。