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極東アジアの謎の国、北朝鮮。この国では韓国をはじめ西側の文化はすべて否定した上で場合によっては処刑もされる国ですが、その国で西側のトップであるアメリカの軍事兵器をあろうことか真似して披露するという謎の思想・行動原理を見せていることが明らかになりました。

北朝鮮は最近、国内で報じた番組としてアメリカ企業が開発した高高度軍事偵察機RQ-4グローバルホーク、そして偵察および攻撃できる無人攻撃機MQ-9リーパーをそっくりそのままコピーした2機の新型ドローンを公開しました。

この機体については先日北朝鮮の金正恩氏とロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣が北朝鮮国内で開催した2023年武器装備展示会で正式に公開されていたものになります。

双方がどのくらい似ているのか、比べるとこのようになります。
▼北朝鮮のパクリRQ-4
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▼韓国軍が保有するアメリカのRQ-4
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機体中央下腹部の出っ張りや車輪などのち外は見て取れるのですが全体的な構造は非常に似ています。

もっと言えば機体側面に書かれた文字の位置、後部の国を識別する塗装位置も同じという具合でほぼパクったものであることは確実です。

性能は雲泥の差

北朝鮮についてはここ最近無人偵察機の導入を進めるという戦略を取っていると言われており、この機体については2023年6月に北朝鮮の平安北道にある防眉空軍基地に大型の無人機が駐機する様子が確認されており予想ではこの機体ではないかと考えられます。


これら無人機については特に人工衛星などを使用した通信などが必須になってくると考えられるのですが、人工衛星が無い北朝鮮がどのように運用しているのか。それがない時点で性能もお察しレベルということになると思われるのですが、少なくとも平時利用できたとしても戦時下の通信が妨害された状況下ではほぼ運用は出来ない私達の感覚で表現すると民間機レベル機体になると考えられます。

要するに、アメリカの無人偵察機のような形をしたハリボテというだけでその他の水準ついては圧倒的に劣ることは断言できます。

敵国の真似する東側の謎心理

北朝鮮をはじめ特に中国といった国はなぜか仮想敵国である西側の製品を真似て国内で生産するという謎の行動を示すことがあります。中国に至っては各種産業で随所にそれが見て取れ、北朝鮮に関しては見出しでも記載したように西の敵国文化に触れたことが発覚すれば最悪の場合死刑となります。

その体制を維持している北朝鮮のトップである金正恩氏が大体にあろうことかアメリカの兵器をパクって国内外に誇示するという謎の行動にでました。恥を嫌うはずの北朝鮮がその感情も押さえつけ、同じ性能があると考えられる中国やロシアの兵器を真似せずアメリカをコピーしたということは『西側の兵器が優れている』と公に認めたということになります。