
ロシアの首都モスクワ。先日より郊外で2023年の陸軍防衛展示会としてい国内の一般的な装備を海外に売り込む海外ではよくある軍事見本市が開催されました。しかしそこにあったのは戦車の上部に追加装甲として網を標準搭載した戦車でした。
ウクライナ侵攻前、ロシア軍が装備し始めたのはコープケージと呼ばれている追加装甲です。コープケージとは特に砲塔上面に付けられた網状の装甲で、これはアメリカなどの対戦車ミサイルが放たれた後、上空に飛び上がり急降下で落下した際のトップアタック攻撃をさけるために搭載されるようになりました。
戦車は通常、戦車と戦うように正面装甲は非常に強いものの、側面は背面は弱く、天板や床は非常に弱くできています。「弱くできている」というよりも車体重量などの理由で強くできない物理的な問題があるためです。
しかし無慈悲にも対戦車ミサイルは上空に飛び上がり天板を突っ込んでくるためその対策として一定の高さにコープケージを設けることで、対戦車ミサイルの主な攻撃手段となる成形炸薬弾が被弾したときに貫通してくるメタルジェットを安価に弱めることができる効果が期待できます。
もちろんこれ以外にもドローンが近年非常に多く利用されており、上空から爆弾を落とすドローン対策にもなるためコープケージの有効性が認められているものと考えられます。
‘Cope Cages’ Go Mainstream At Russia’s Arms Bazaar | The Drive
https://www.thedrive.com/the-war-zone/cope-cages-go-mainstream-at-russias-arms-bazaar

コープケージを拡大してみると周囲が網で覆われていることが確認できます。これはドローンが上空から飛来した場合に突っ込まれないように、もしくは爆弾などが内部に入り込まないようにされた対策と考えられます。
また形状についても昔は単純な鉄板が乗っているだけだったものの2枚重ねになっているなど工夫が見えこれも傾斜させることや空間を設けることで装甲としての性能を高めたものだと考えられます。

戦車は通常、戦車と戦うように正面装甲は非常に強いものの、側面は背面は弱く、天板や床は非常に弱くできています。「弱くできている」というよりも車体重量などの理由で強くできない物理的な問題があるためです。
しかし無慈悲にも対戦車ミサイルは上空に飛び上がり天板を突っ込んでくるためその対策として一定の高さにコープケージを設けることで、対戦車ミサイルの主な攻撃手段となる成形炸薬弾が被弾したときに貫通してくるメタルジェットを安価に弱めることができる効果が期待できます。
もちろんこれ以外にもドローンが近年非常に多く利用されており、上空から爆弾を落とすドローン対策にもなるためコープケージの有効性が認められているものと考えられます。
‘Cope Cages’ Go Mainstream At Russia’s Arms Bazaar | The Drive
https://www.thedrive.com/the-war-zone/cope-cages-go-mainstream-at-russias-arms-bazaar

コープケージを拡大してみると周囲が網で覆われていることが確認できます。これはドローンが上空から飛来した場合に突っ込まれないように、もしくは爆弾などが内部に入り込まないようにされた対策と考えられます。
また形状についても昔は単純な鉄板が乗っているだけだったものの2枚重ねになっているなど工夫が見えこれも傾斜させることや空間を設けることで装甲としての性能を高めたものだと考えられます。
