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この夏、記録的な猛暑でみんさんも多く水を口にされていると思うのですが、海外では2リットルの水を短時間に飲んだことで命を落とす出来事があったと報じられています。

これは先月発生していたもので、米インディアナ州在住のアシュリー・サマーズさんら家族は7月に四日間の日程でフリーマン湖に出かけていたといいます。子供2人と一緒に旅行に行っていたのですが思わぬ悲劇が待っていました。

この日、晴天に恵まれたのは良かったのですが気温も上昇。特に事故があった4日は暑い日だったといい一家はボートで中洲から岸に戻ろうとしていたといます。そしてボートに乗り込んで「喉が渇いた」「ちゃんと水分を摂れていないみたいね」とボートに乗せていた水500ml入りを20分かけて4本、合計2リットル飲んでいたといいます。

▼アシュリー・サマーズさん一家
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この時点でアシュリーさんの体長が悪く正常な判断ができていなかった可能性も高いのですが、当時ふらつきや頭痛など熱中症とも考えられる症状も見せていたといいます。

その後、アシュリーさんは自ら歩き、車で帰宅したのですが症状が悪化。なんと家についたところ意識を失い転倒。この時点で救急車を呼び病院に緊急搬送されました。

医師らのよるとアシュリーさんの脳が異常に腫れていたといい、その原因を探ったところ低ナトリウム血症であることが判明しました。この低ナトリウム血症とは特に水を大量に一度に摂取することで発生するもので2リットルの水を大量に飲んでしまったことで引き起こしたと判断しました。

低ナトリウム血症は熱中症とも症状が似ており疲労感から始まり頭痛、嘔吐と症状が悪化します。当然熱中症と自信が判断してしまえば水を口にしてしまうことにもなるのですが、帰宅後に病院に向かった頃には重篤な状況になっていた可能性が考えらえ、結果的に死亡してしまいました。

塩分の補給も重要というのもこの低ナトリウム血症に理由があるということになるのですが、特にスポーツや屋外でスポーツ観戦をするときなどは水と合わせて塩分の摂取も忘れずに行いたいところです。