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韓国の複数メディアによると、学校前にある横断歩道で子供らが横になった写真をSNSにアップロードする様子が複数撮影、地域の保護者らが学校に通報するなどの出来事があったと報じています。

簡単にまとめると
  • 小学校や公園前の歩道で子供らが寝て自撮り
  • 韓国では学校付近などエリアは保護する法律がある
  • 子供らは法律を逆手にとり危険行為を行っている
SNSなどで他人から評価される『いいね』というシステム。それ以外もSNSにはインプレッション数、つまりどのくらい自分の投稿をみたのかを客観的に見ることができるのですが、問題なのは『いいね』を稼ぎたいが為に危険な行動をしてまで注目を集めようとする短絡的な思考回路をもつ層がすくなからず存在することです。

횡단보도 누워 휴대전화 보는 청소년들…“얘들아, 집 아니야” | KBS 뉴스
https://news.kbs.co.kr/news/view.do?ncd=7759010

今回問題になったのは韓国忠南西山という黄海に面する中部地域の都市です。今月19日、市内の小学校前にある道路で二人の子供が横断報道に横になってスマホで自撮りするなどの行為をしている様子が目撃されました。

これを見た近くの小学校の保護者らが誰の子かわからない為か学校に問い合わせして、直ぐにやめさせるよう求めたといいます。

その後、交差点で寝ていた子供らが保護されたのですが、二人は小学生ではなく地元の中学1年生であることが発覚。中学校側の調査が行われたものの、二人は自分らが交差点で寝ていたことを認めたものの「特に理由はない」などと明らかに嘘の説明をしていたとのことです。
一方で中学校側は児童の問題行動があったとして全児童の保護者対して連絡を行ったとしています。

相次いる学校前交差点で寝て自撮り

実は時を同じくして韓国ではSNS上で交差点で寝るところアップロードするというものが複数でていたことが確認されています。地元警察によると同日19日、近隣にある西山湖公園近くにある横断報道でもやはり子供らが横になり自撮りするような行為が確認されたとしています。

なぜこのような行為を子供らがしているのかについてはSNSで注目を集めたいという、日本でかつて発生した『バイトテロ』や『不衛生なことを店舗で行う』という犯罪行為自慢の心理もあります。

加えて韓国では2019年に子供保護区で小学生が車に引かれる事故が発生しています。この事故を受けて小学校や公園付近など特定エリアで子供を保護する法律が作られたことで、施行された直後にこの法律を逆手にとり横断歩道で寝るなどの危険行為を行いドライバーを挑発的するような行動も複数確認されていたとしています。つまり今回の歩道で自撮り行為はその延長上に発生したということになります。

この子供らに対して韓国のネットユーザーらからは「子供を轢いたドライバーは無罪でなければならない」「こんなゴミ(子供)はどういった環境で育ったんだ?」「子供が死んだら親を懲役10年にしたほうがいい」などと子供どころか育てた親そのものに原因があるという書き込みも寄せられていました。