
信号待ちなどで中央分離帯などに捨てられている正体不明の液体が入っているペットボトルを目にしたことはないでしょうか。ドライバーであればほぼ100%目にしたことがあると思われるのですが、国内の新聞社が調査したところすべて人尿だったことが明らかになりました。
福島県境の宮城県白石市越河(こすごう)地区の国道4号にペットボトルが次々捨てられ、住民を悩ませている。全国で問題化しているトラックドライバーが用を足した尿入りペットボトルとみられるが、「幽霊の正体見たり枯れ尾花」で、お茶の可能性もあるのではないか。よし、拾ってみよう。(白石支局・岩崎泰之)記事によると、調査が行われたのは2023年8月18日、福島県の国道4号線の距離にしてわずか3kmです。記者らがバイクに乗り道路脇に捨てられている得体のしれない液体入りのペットボトルを回収したのですが、3時間で回収できたのは合計125本。内、中身が入っているのは74本でした。
河北新報
さて、問題なのはここからなのですが、この得体のしれない液体はなんなのか。記者らが自ら匂いかいだところほぼ間違いなく尿であったといい、アンモニア測定器などを使わなくてもわかるレベルだったとしています。これは20本開けた中で20本すべてが尿だったとしています。
ならず者トラックドライバーが捨てている
問題は誰が不法投棄をしているのかです。記事では決定的なことが記載されており、捨てているのは長距離を走るなどトラックドライバーだと指摘しています。これは長距離を走る大型トラックが駐車できるところが少なく仕方なくペットボトルに尿を出しているというものです。
記事では国の制度が云々、労働環境が云々と自らその仕事を選んだドライバーらの苦し紛れの言い訳も記載されているのですが、記事でも書かれているように仮にそれが問題だったとして尿を入れたペットボトルを捨てるのとは全く別問題であり、そもそもドライバーそのもの人格やモラルの話であり日本の法律に抵触している行為です。
ならず者トラックドライバーの排泄物を回収しているのは場合によっては国土交通省の委託を受けて道路を清掃する業者やその周囲の会社関係者がボランティアとして清掃していることもあり、尻拭いを誰かがやっているということを認識させる必要があります。