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お店に行くと様々なフルーツジュースがあります。グレープフルーツは基本的にどこにも置いていある飲み物ですが、実は一緒に薬を飲むと死ぬものがあるといいます。

グレープ以外も市販のフルーツジュースは安全性が保たれた飲み物ですが、実はグレープ、それ以外にライムやレモン、温州みかんなどの一部の柑橘類にはフラノクマリン類が含まれており、2種類の物質が特定の薬物に相互作用を引き起こすことが確認されています。(みかんやオレンジ、甘夏、デコポンなどはフラノクマリンが含まれておらず食べたり飲んでも問題ありません)

https://www.sciencealert.com/grapefruit-juice-can-kill-you-evidence-shows
Grapefruit Juice Can Kill You, Evidence Shows : ScienceAlert

具体的にどういうことなのかというと、通常水で飲むよりも柑橘系のジュースで飲んだ場合、薬の成分がより多く吸収されてしまうことに問題があるといいます。ただしは血液中の薬の成分濃度が高くなるというもので、結果的に人体に副作用として現れるといいます。

仕組みについては医学的な内容が多く省略するのですが、グレープフルーツなど柑橘系の飲み物と相性が悪いのはコレステロールや高血圧治療薬、抗がん剤、抗不安薬まで多岐にわたっています。つまり柑橘系の飲み物や食べ物を口にした後にこれら薬は危険だというものになります。

具体的な副作用については非常に劇場的なものになると警告しており、心拍数の上昇、筋肉組織の破壊、骨髄毒性、息切れ、胃腸出血、腎不全があり、これらはすべてフラノクマリンの影響を受ける薬の合併症であり極端な例としては死亡します。

一方で抗ヒスタミン薬であるフェキソフェナジンなどはグレープフルーツで飲むと逆に薬の効果が低下するとしています。

参考:大阪国際がんセンター グレープフルーツ以外にも注意したい食材