ここ最近ウクライナが無人攻撃機を用いて遠距離のロシア軍を攻撃していることが明らかになっていますが、ロシア空軍は機体を守るため翼の上に大量のタイヤを置いて攻撃を避ける対応をしていることが明らかなりました。
TheDriveによると、今回明らかになったのはウクライナ国境から300マイル、約480km離れたところにはロシアの空軍基地です。そこにはTu-95や超音速爆撃機Tu-160といった非常に高価な兵器が配備されているのですが、その機体の上に古タイヤなのか大量に敷き詰めウクライナからの攻撃に備えている様子がみてとれるとしてます。
こちらがツイッターに投稿された実際の衛星写真です。日付けは2023年9月1日となっており、写真では世界最速のプロペラ爆撃機として有名なTu-95が映し出されています。2枚目の画像では確かにタイヤと考えられるものが翼の上に大量に設置されています。
▼Tu-95(参考資料)
記事の指摘としては5機のTu-95と3機のTu-160にタイヤが置かれているとしています。
このタイヤはウクライナがネプチューン対艦巡航ミサイルを対地攻撃用ミサイルに改修したと発表した直後、もしくはその前に設置されていた可能性があるとしています。少なくともこれまでウクライナは安価なドローンを用いた攻撃は行ってきたもののその時はタイヤは設置されていなかったといいます。
▼ネプチューン対艦巡航ミサイル
なぜタイヤなのか。についてはいくつか利点があるといい、まず機体をタイヤで覆うことで赤外線による機体形状を察知しにくくなる可能性があるといい、特に照準の画像照合を利用した巡航ミサイルであれば混乱させるに期待できるとしています。
対地攻撃用ネプチューンミサイルは発射前に指定されたGPS情報で攻撃地点まで誘導され、最終的なロックオンは事前に入力された画像データを元に赤外線シーカーを使用しターゲット(今回であれば爆撃機を)索敵し突入するというものになっているとしています。しかし、画像識別で機体と認識できない場合は攻撃が中止されます。
何れにしてもタイヤという安価な装備でどのくらい守ることができるのかは定かではないものの、ロシア側も一定の効果はあるとみていると考えられます。
Russian Tu-95 strategic bombers with car tires on top, which are used as protection against kamikaze UAVs in Russia’s Engels Air Base. pic.twitter.com/dxWSjmmaUe
— Clash Report (@clashreport) September 3, 2023
こちらがツイッターに投稿された実際の衛星写真です。日付けは2023年9月1日となっており、写真では世界最速のプロペラ爆撃機として有名なTu-95が映し出されています。2枚目の画像では確かにタイヤと考えられるものが翼の上に大量に設置されています。
▼Tu-95(参考資料)
記事の指摘としては5機のTu-95と3機のTu-160にタイヤが置かれているとしています。
このタイヤはウクライナがネプチューン対艦巡航ミサイルを対地攻撃用ミサイルに改修したと発表した直後、もしくはその前に設置されていた可能性があるとしています。少なくともこれまでウクライナは安価なドローンを用いた攻撃は行ってきたもののその時はタイヤは設置されていなかったといいます。
▼ネプチューン対艦巡航ミサイル
なぜタイヤなのか。についてはいくつか利点があるといい、まず機体をタイヤで覆うことで赤外線による機体形状を察知しにくくなる可能性があるといい、特に照準の画像照合を利用した巡航ミサイルであれば混乱させるに期待できるとしています。
対地攻撃用ネプチューンミサイルは発射前に指定されたGPS情報で攻撃地点まで誘導され、最終的なロックオンは事前に入力された画像データを元に赤外線シーカーを使用しターゲット(今回であれば爆撃機を)索敵し突入するというものになっているとしています。しかし、画像識別で機体と認識できない場合は攻撃が中止されます。
何れにしてもタイヤという安価な装備でどのくらい守ることができるのかは定かではないものの、ロシア側も一定の効果はあるとみていると考えられます。