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イヌやネコを中心にペットは人気ですが、愛情が強い飼い主がそのペットにチューしたり、場合によっては逆にされたりすることがあること。気になるのは病気ですが科学的にリスクはあるのでしょうか?

今回紹介するのはスウィンバーン工科大学の微生物学者、および環境衛生講師の考えを示したものです。まず大学があるオーストラリアでは現在70%近い過程が1匹以上の何らかのペットを飼っていることがわかっているといいます。

ペットは飼い主の精神的安定を保つなど身体的にも利点があることが分かっているのですが、ペットと接触は場合によっては感染症を引き起こす可能性はゼロではないもののほとんどの人にとってはリスクは少ないとしています。

ただ注意が必要なのは高齢者だったり妊婦なの免疫機能が低下している人で、正しく理解したうえで感染症を防ぐ対応も必要だとしています。

70種の感染症

動物から人間に感染する感染症は『人獣共通感染症』または『人獣共通感染症』と呼ばれています。文字通り人間にも動物にも感染するものでこれまで70種類程度確認されています。しかしその細菌などがペットが感染していたとしても目に見える症状がでることが少なく、人間に感染しやすくなるとしています。



具体的に唾液、体液、糞便との接触などを介してペットから人間に直接感染することもあれば、汚染された寝具、土壌、食品、水との接触などを介して間接的に感染することがあります。これまでの研究からペット関連の人獣共通感染症の罹患率は低いことが示唆されているもの、患者数などは本当はもっと多い可能性が示唆されています。

何れにしても病気のリスクが高い人にとっては、人獣共通感染症の病原体への曝露を減らすための予防措置を講じることが特に重要だとしており、猫であれば砂トレイを交換するときや水槽を掃除するときは手袋を着用すること、ペットをキッチンに入れないようにする、犬と共通するものとしてはペットと遊んだ後、ペットの寝具やおもちゃを扱った後、または糞便を処理した後は手を洗うなど基本的なことが重要だとしています。