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日本を始め国内外には激辛として様々な商品が市販されていますが、先日アメリカで激辛チップスを食べた14歳の子供が腹痛を訴えた後死亡する事故があったと報じられています。

激辛食品といえば例えばテレビタレントからYouTuberに至るまで、安く・手早く『笑い』を集めることができるためネタ的な商品としても紹介されることがあります。今回問題となった食品についてもアメリカではそんな扱いがされたことがあると考えられるのですが、残念ながら死亡事故が報告されました。

具体的な状況につてはよくわかっていないものの、事故があったのはマサチューセッツ州に住む14歳の少年です。彼が食べたのは『ワンチップチャレンジ』という商品名の激辛チップス、お菓子です。これにはキャロライナ・リーパーとナーガ・バイパーという2種類の唐辛子成分がまぶしてり、唐辛子としては世界でもっと激辛の成分だとしています。

死亡したのはハリス・ウォロバーさん。彼は健康的な少年でなんらかの持病をもっていたりはしなかったといいます。

しかし彼がワンチップチャレンジを少量食べた直後に問題が発生したといい、直ぐに腹痛を訴え学校の看護師に助けを求めたといいます。その後、病院には行かなかったらしいのですが、家に帰宅した数時間後には意識を失い呼吸停止。その後、救急隊員や医師の懸命の努力にもかかわらず死亡が確認されたとしています。

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この商品を販売しているのはハーシー・カンパニーの子会社であるアンプリファイ・スナック・ブランズです。これは単純に食欲をそそる一般的なお菓子とは異なりエクストリーム・スポーツのように消費者はチップを食べることで、例えば痛みや苦痛を長く我慢するような商品になっているとしています。

問題なのはその辛味成分です。スコヴィル熱単位(SHU)というものがありこれは辛味を示す数値的なものになっているのですが、一般的に 2,000 ~ 8,000 SHUあると口に辛味や痛みを感じることがるといいます。
しかしこのチップスに入っているキャロライナ リーパーという唐辛子は2,000,000 SHU、ナーガ バイパーは1,400,000 SHUと極めて辛いレベルになっています。

死因はワンチップチャレンジが原因なのか、辛味成分による何らかの合併症が引き起こされたのかは明らかでではありません。販売会社は哀悼の意を表明する声明を発表。莫大な賠償責任となることもあるアメリカではこの事件を受けて同製品が店頭から撤去されていると報じられています。

参考