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国内外メディアによるとアフリカ北部、地中海に面するリビアで10～11日にかけて大雨が降り2つのダムが決壊。これにより下流地域で都市で氾濫が発生し多くの住民が行方不明になっていると報じられています。

今回の大雨についてリビア東部に位置するデルナ周辺で発生しています。このデルナは対岸にギリシャのクレタ島やアテネがあるような地域です。10～11日にかけ現地ではハリケーン「ダニエル」による影響で暴風そして大雨が発生してました。

▼ダム決壊による氾濫と紹介されている動画

問題なのはデルナを流れる川の上流にダムがあったのですが、2つが決壊していることが確認されました。13日午前時点ですでに5200人の死亡確認。デルナの病院は既に機能停止状態となっており、遺体安置所は満杯状態で遺体は現在、安置所の外の歩道に置かれている状態だとしています。

リビア東部を支配する政権のアブドゥルジャリル保健相によると市内では1万人以上が行方不明としており市内の状況としては壊滅的だと表現しています。また合わせて海に遺体が流れている可能性が高いとしており、近隣国が捜索に出ているとしています。

またデルナ地域以外にもとなりのベンガジというリビア第2の都市でも洪水による被害がでているとも報じられています。

▼決壊によりエグられた地形。