
アフリカ、ザンビア。地理的には南部の内陸に位置するのですが、2019年に見つかった遺物に関して意図的に加工された木造物で、何らかの建物といった構造が作られた痕跡の可能性があると報じられています。
これは国際学術誌「ネイチャー」に掲載された論文で、イギリスのリバプール大学のローレンス・バハム教授とエバリスト・ウィス大学のジェフリー・ダラー教授らの調査結果として、今から47万6000年前に切り出された丸太が、人が利用する何らかの建物だった可能性が高いとしています。
Evidence of a Wooden Structure That Predates Our Species Uncovered : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/evidence-of-a-wooden-structure-that-predates-our-species-uncovered
見つかったのはザンビアのカランボ(Kalambo)滝と飛ばれる地域です。アフリカと言えば人類がここから進出したとされているのですが、残念ながらその痕跡というのはほとんど残されていないといいます。なぜそれが見つかったのかはこの滝・川という地形にありました。
この221mの高さがある滝はと川は定期的に洪水が発生することで堆積物の層をつくることで遺物も土壌に埋まり、微生物などによる分解が止まったことで化石のように保存されていたといいます。

問題なのはこの遺物が何なのかです。
当然文字も無い時代であるため形で読み取るしかないのですが、2つの丸太はそれぞれが1mを超え、組み合わされるように出土しました。自然に組み合わさることはあるのですが、決定的なのはこの丸太が意図的に彫られ切り込みと思われる部分の周囲に切ったり削ったり、おそらくは燃やして炭にするこよで腐食を防いだあとが見られた点です。ただし、この2つの丸太を連結・固定していた痕跡が分からないとしています。

参考:西日本新聞より
記事では「時間と労力をかけて簡単に運ぶことができない大きな木製の物品を建設するには、製作者は比較的1か所に定住しているか、少なくとも頻繁に訪れる人がいるだろうと推測できる」とし、研究者は「彼ら(原人ら)は、たとえそれが毎日の家事をするために川のほとりに座るための台を作るだけだったとしても、生活を楽にするために周囲の環境を自ら変えました。彼らは思っていたよりも私たちに似ているようだ」と話しています。
Evidence of a Wooden Structure That Predates Our Species Uncovered : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/evidence-of-a-wooden-structure-that-predates-our-species-uncovered
見つかったのはザンビアのカランボ(Kalambo)滝と飛ばれる地域です。アフリカと言えば人類がここから進出したとされているのですが、残念ながらその痕跡というのはほとんど残されていないといいます。なぜそれが見つかったのかはこの滝・川という地形にありました。
この221mの高さがある滝はと川は定期的に洪水が発生することで堆積物の層をつくることで遺物も土壌に埋まり、微生物などによる分解が止まったことで化石のように保存されていたといいます。

問題なのはこの遺物が何なのかです。
当然文字も無い時代であるため形で読み取るしかないのですが、2つの丸太はそれぞれが1mを超え、組み合わされるように出土しました。自然に組み合わさることはあるのですが、決定的なのはこの丸太が意図的に彫られ切り込みと思われる部分の周囲に切ったり削ったり、おそらくは燃やして炭にするこよで腐食を防いだあとが見られた点です。ただし、この2つの丸太を連結・固定していた痕跡が分からないとしています。

参考:西日本新聞より
記事では「時間と労力をかけて簡単に運ぶことができない大きな木製の物品を建設するには、製作者は比較的1か所に定住しているか、少なくとも頻繁に訪れる人がいるだろうと推測できる」とし、研究者は「彼ら(原人ら)は、たとえそれが毎日の家事をするために川のほとりに座るための台を作るだけだったとしても、生活を楽にするために周囲の環境を自ら変えました。彼らは思っていたよりも私たちに似ているようだ」と話しています。