ジャッカルドローン_1

ウクライナの戦場を見て遠い国の出来事として見ている日本。しかし目と鼻の先には第ニのウクライナとなる可能性が高い台湾があります。その台湾は防衛力を増強しているのですが、先日トルコ製ドローンの輸入および生産を行うことになったと報じられています。

ウクライナを見ても分かるように既に戦場では偵察から攻撃に至るまでドローンはほぼ必須となっています。これは長い飛行甲板必要とせずカメラや爆弾を搭載し、大きい音もたてず素早く敵を強襲することができため非常に有効性が高い兵器として利用されています。

Taiwan moves closer to acquiring 160 Turkish-made Jackal drones



このドローン兵器の有効性についてはほぼ全世界が認めている状況と考えられるのですが、第ニのウクライナとなる可能性がある台湾に関して軍用に使用するドローンとしてはGEOSAT Aerospace and Technologyは英国企業Flyby Technologyと契約。トルコ製ジャッカル ドローン160機の購入した上で、台湾で生産できるように技術移転、生産に道を開くことになったとしています。

これは今月の台湾で開催された航空宇宙防衛技術展示会で契約したものとなっており、「新しい160機の ジャッカル製品および、その他のFlyby社の認定製品のペイロードソリューション、テストおよび生産計画を提供することに同意した。」と発表してます。

トルコ製のジャッカルドローン

ジャッカルドローン
マーレットミサイル(イギリス)を発射するジャッカルドローン

ジャッカルドローンのについては大型のドローンとなっており最大離陸重量は105kgです。この最大離陸重量とは貨物(爆弾)などを積んで離陸できる機体全部の重量となるのですが、将来的に155kgまで増加したいとしています。

機体は垂直離着陸可能で現在の最大離陸重量は105kgモデルでは最大積載貨物は15kg、航続距離は130km、巡航速度は108km、最高で160kmまで出せ最高高度は4000mまで飛行できるとしており、おもちゃのようなドローンではなく高価かつ高性能な機体というとになります。

運用方法については衛星通信を利用した制御が行えるとしており敵の戦車を破壊、滑走路や道路の破壊、飛行中のヘリコプターに対する攻撃まで可能としており、爆弾以外も様々な機器を搭載することができるとしています。