image374

ウクライナ侵攻で目覚ましい活躍を見せるドローン。神出鬼没のドローンは敵兵への心理的影響も高いとされているのですが、今回はより大型のドローンが魚雷を積んで発射するという兵器が誕生したと報じられています。

複数のプロペラを搭載し、それ自体が偵察機になり場合よっては攻撃機にもなるということでウクライナでは大量に使用されています。今回誕生したのはイギリスのBAEシステムズなどが開発した対潜魚雷の投下訓練です。

使用されたドローンはBAEシステムズ/マロイ・エアロノーティクスが開発したというT-600重量物運搬機無人航空システムというもので、NATOの演習では模擬魚雷を投下する内容となりました。

T-600というドローンは私達が利用するようなサイズではなく大きさはコンパクトカーほどのあります。その最大積載量は200kgと桁違いに多く、最高速度は140km/h、航続距離も80kmあるといいます。


NATOは最近、海洋無人システムによるロボット実験とプロトタイピング(REPMUS)という2023年演習の一つとして行ったといいます。これらのデモ飛行では様々なドローンの利用がされたのですが、注目されたのは対潜魚雷の投下でした。

T-600

このようなドローン兵器が利用されたのは初めてだったといい、T-600の対潜水艦戦能力を誇示するだけでなくこのドローンが人間のパイロットが乗り込む必要がなく自動化された兵站、補給、死傷者の避難などの任務を行える可能性を示しました。BAE システムによるとT-600はマロイという企業と共同開発したもので開発期間は2年だったとしています。

従来このような対潜魚雷の発射は艦艇から投下したり、ロケットモーターで射出しパラシュートで着水させたり、場合によっては有人のヘリコプターから落とすという運用があったと思われます。このようなドローン兵器は従来の運用方法よりすべて優れているとは言えないのですが、敵からすると厄介な存在になりえるという面で少なからず有効な兵器と言えそうです。