B-21 地上試験

アメリカが開発している第6世代爆撃機などとする新型爆撃機B-21レイダーについて初めてその後部写真と地上で試験されている様子が撮影されました。

この写真を撮影したのはRedditユーザーのMug_of_Fire氏です。撮影された地域は不明ですが、同機はノースロップ・グラマンが開発をしている機体でありカリフォルニア州のパームデールではないかと考えられます。


この写真から分かることは専門家ではないので不明ですが機体形状はB-2に非常似ています。エンジンノズルは完全に隠されており、地上から直接ノズル部分が露出しないように上部に位置していることがわかります。また滑らかに翼先端が下にたわんでいるのもかつての第5世代機と似ている部分があります。

写真については大気の揺らぎや解像具合から見ても相当離れたところから撮影された可能性があるのですが、どのような状況で撮影できたのかは不明です。

B-21と今後

B-21については2022年12月2日に初めて実機が公開されました。開発が始まったのは長距離攻撃爆撃機(LRS-B)という名の元に2011年頃で2015年に米軍がノースロップ・グラマンを開発企業として選定。ボーイングとロッキードマーティンが敗れる形となりました。

▼2022年12月に公開されたB-21。機体後方は一切撮影されなかった
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現在少なくとも6機以上生産されているとしており初飛行については2023年9月時点で「年末を予定している」とも発表されていました。つまり時期的には10月末でありそろそろ地上が行われてもおかしくないということです。

今後の試験については滑走路上で速度を上げ離陸前の速度まで上げるなどの各種試験が数回実施されるものと思われます。この結果次第で次に初飛行となりその様子は今後多く撮影されていくものと思わます。

B-21については空軍への引き渡したは2026~2027年頃とされ、以降B-1BやB-2を入れ替える形で配備されるということになります。