「偽薬レベルの効果しかない」と結論づけられたのは長年風邪薬などとして効果があるとされてきた経口剤フェニレフリンです。しかし今年「全く効果がない」とアメリカ食品医薬品局(FDA)で認められ一部店舗では自主的に撤去が進められているとしています。
アメリカでは実に260にも及ぶ薬に含まれているフェニレフリン。しかし今年6月に米国食品医薬品局(FDA)が諮問委員会を開き、研究者らに「提示されたフェニレフリンの科学的データは経口投与で鼻うっ血除去薬として有効であることを裏付けるか?」という質問に対して投票という形で賛否を問いました。
結果、諮問委員会は全会一致で否定。薬は偽薬レベル、つまり私達の思い込みレベルの改善効果しかないとして「効果はない」と科学的な側面からも否定されました。
このような結果をうけても現在日本国内を含めてが風邪薬などと唄い販売されているのですが、アメリカのドラッグストア大手であるCVSは今年10月からこの成分が含まれる薬を撤去し排除していると明らかにしています。
記事によるとあくまでフェニレフリンを唯一の有効成分とする少数の経口充血除去剤についてはCVSの店頭から撤去している、とし消費者のニーズを満たすために他の充血除去剤や風邪薬の提供は継続しますとのこと。この判断についてはFDAの規則に則るものだとも説明しています。
理由については口から入れた場合、腸内で代謝され成分の1%未満しか吸収されないなどというもので、直接鼻腔にスプレーするようなものであれば効果的であることは認められています。
結果、諮問委員会は全会一致で否定。薬は偽薬レベル、つまり私達の思い込みレベルの改善効果しかないとして「効果はない」と科学的な側面からも否定されました。
このような結果をうけても現在日本国内を含めてが風邪薬などと唄い販売されているのですが、アメリカのドラッグストア大手であるCVSは今年10月からこの成分が含まれる薬を撤去し排除していると明らかにしています。
記事によるとあくまでフェニレフリンを唯一の有効成分とする少数の経口充血除去剤についてはCVSの店頭から撤去している、とし消費者のニーズを満たすために他の充血除去剤や風邪薬の提供は継続しますとのこと。この判断についてはFDAの規則に則るものだとも説明しています。
経口剤フェニレフリン
そもそもなぜこの口から投与する形のフェニレフリンがかぜ薬として認めていたいのかについては1970年代にFDAが判断した論文に大きな誤りがあったことがきっかけとなっています。その後何十年にもわたり経口剤のフェニレフリンは効果がないと複数の研究で言われ続けてきました。理由については口から入れた場合、腸内で代謝され成分の1%未満しか吸収されないなどというもので、直接鼻腔にスプレーするようなものであれば効果的であることは認められています。