デルタ航空

アメリカのデルタ航空によると、2022年に副機長が機長に対して銃口を突きつけ「お前を射殺する」などとコックピット内で脅す事件があったことが明らかになり今月になってから起訴されたと報じられています。

航空関連のニュースサイト、エアライブによると事件があったのは2022年8月22日です。具体的にどの機体で発生したのかなどは明かされていません。ユタ州大陪審はジョナサン・ダンを運航乗務員への妨害1件で起訴。その起訴理由は旅客機の方向転換をした場合は機長を射殺すると脅迫した容疑です。

Delta first officer pulls gun on captain and threatens to shoot him
https://airlive.net/emergency/2023/11/01/delta-first-officer-pulls-gun-on-captain-and-threatens-to-shoot-him/

このコックピット内で発生した前代未聞の脅迫事件についてデルタ航空の広報担当者は、事件当時、逮捕されたダン容疑者がデルタ航空の副操縦士として勤務していたことを認めています。

監察総監によると副操縦士のダン容疑者は当時機長と意見の相違があったといい、機長は「乗客の医療事故を理由に」飛行を変更する可能性を望んでいたという。しかし、ダン容疑者は飛行機を迂回すれば「複数回撃たれるだろう」と機長に告げたという。つまり乗客の安全を考えた緊急着陸を行えば「お前を殺す」と脅したというものです。

この異常な副機長はアメリカの運輸安全局の連邦飛行甲板士官プログラムの一環として銃の携帯を許可されていた人物でした。連邦航空甲板職員とは国内線のコックピットで武装することを認可された航空会社のパイロットです。彼らは特別な訓練を受けており特にハイジャック犯から機体を守るために武器の携帯が許可されていた人物ですが、今回はその人物がある種のハイジャックを行おうとしていたということになります。

運輸保安局の報道官も声明で「連邦航空甲板職員がこの関与した事件を認識している」と述べています。一方でデルタ航空はダン氏が同社にもう雇用されておらず、調査が行われるまでさらなるコメントは差し控えると発表。

なぜこの重大な事件が今まで公にしていなかったのかは明らかにしていません。