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アメリカ空軍が今月1日に発射試験した大陸間弾道ミサイルLGM-30GミニットマンIIIに関して、原因不明の何らかの異常が発生し落下していたことが明らかになりました。

これはアメリカ西海岸から行われた非武装のLGM-30G ミニットマンIII大陸間弾道ミサイル(ICBM)の定期発射試験が行われていたもので、飛行中に何らかのトラブルが発生し自爆を行ったとしています。

この打ち上げについて地上で観察していた人物によると、ミサイル軌道の異常な上向きと思われるものや、その他の潜在的に顕著な詳細を示す画像を撮影しています。これはすべてミサイル異常、またはその後の停止した一連の動作に関連している可能性があります。

こちらが打ち上げに失敗したLGM-30G ミニットマンIIIです。ロケットの軌道がスジとなって見れるのですが、先端の方で異常な上向き軌道になっていることがわかります。



こちらが動画で撮影されたミサイルです。詳しい人物によるとミニットマンから分離した第一弾ロケットが制御不能な状態で回転していることがわかるとしており、この時点で何らかの問題を感じるとしています。

ミニットマンの発射失敗については2011年、2018年、2022年にも発生しています。アメリカは米国のこの地上(地下)発射型のミサイルを核抑止力の三本柱の一つを構成しているものでありミサイルの信頼性を実証するため定期的な非武装による発射訓練を実施しています。

ミニットマンIII

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全長18.2m、最大直径1.7mのアメリカが保有する地上配備型の大陸間弾道ミサイル。射程はカタログスペックで13000km。3段式の固体ロケットモーターを採用しており、地下に作られたミサイルサイロから飛び出す形で発射されます。

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先端の弾頭部分には3発の核弾頭を搭載できるものの現在は1発のみ搭載されているとされています。飛翔速度は最大2万4000kmで落下中にこのマッハ23程度の速度を出すとされています。

アメリカではこの核弾頭を搭載した状態のミニットマンが地上配備型としては唯一の大陸間弾道ミサイルです。待機状態で今も配備されており、5つの州に合計400発程度がいつでも稼働できる状態で維持されています。