韓国メディア中央日報によると、ここ最近韓国国内でトコジラミが相次いで発生しこれを退治するために殺虫剤の需要が急増していると報じています。

Gマーケットによると殺虫剤の売上については2023年10月31～11月6日までの1週間を前年と比較した場合813%となり需要が急増していることが判明しました。合わせて需要がでているのは寝具用掃除機で610%増となっておりトコジラミは夜行性で夜になると動き回り人間に噛みつき猛烈なかゆみを生じさせます。

他にはトコジラミを遮断するというベッド・マットレスの防水カバーが111%増、スチームクリーナーも25%も増えているとしています。スチームクリーナーは蒸気でトコジラミを殺すもので殺虫剤に耐性があっても有効です。

今回のトコジラミで被害を受けているのは旅館やホテルです。トコジラミ被害が出た場合は休業するなどして駆除する対策が求められるのですが、ロッテホテル＆リゾートは全国チェーンにトコジラミ予防に焦点を合わせた衛生ガイドラインを配布。寝具やマットレスは70度以上の熱湯洗濯と高温高圧スチーム消毒し殺虫作業などを併行するを呼びかけているとのこと。

クソ虫トコジラミ、10匹いれば59万個卵を生む

人類にとって全く必要がない虫トコジラミ。見つけ次第何も考えず駆逐すべき虫です。被害に合われた方は間違いなく『クソ虫』と表現するレベルで深刻な被害が生じます。気が狂うほどの強いかゆみ、そして寝れないという精神的な問題を引き起こすのですがこのクソ虫ですが、問題は駆除が難しいとされている点です。

既に分かっているようにトコジラミは欧米で流行してるものが世界に流行したと考えられており、殺虫剤耐性を持っており駆除が難しい場合があるとされています。更に繁殖力もクソ並となっておりメスが10匹いれば5カ月で59万個の卵を産むほど繁殖力が強いとされている点です。

そして人間ならば「だったら吸血させなければそのうち死ぬな！ざまーみろ！」と安易に考えてしまうのですが、このクソ虫は120日程度飲まず食わずで生きられる謎の能力をもっているため状況的に負けるのは人間です。

生活空間に絶対に入れてはいけない虫で一度拡大した場合は駆除も困難です。業者を呼ぶにも金銭的な負担が生じます。特に学校や職場、病院や介護施設でも被害が拡大することが予想されます。被害が拡大する前に個人が対策できるのは家に入る前に着衣を払う、荷物は家の中に入れないことです。このように非常に手間がかかる対策を行う必要がでてきます。