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アメリカの航空宇宙大手ノースロップ・グラマンが開発・製造しているアメリカ空軍のステルス爆撃機B-21 レイダーについて、現地時間11月10日午前初飛行を実施したと報告されています。

現地で活動しているミリタリー系のアマチュアカメラマンらによると、10日午前、カリフォルニア州パームデールにある空軍プラント42から量産の試作型と考えられるB-21が初飛行したと複数報告されています。 この機体については2011年頃に開発計画がスタートし、2015年に開発企業として米空軍はノースロップ・グラマン案を採用したものです。そしてその姿は公になることはなく2020年以降にようやくCGなどで形状が明らかになり2022年12月2日に報道陣に初披露されました。

そして2023年10月25日、同じく今回離陸したパームデールの滑走路上にB-21がいることをはじめて確認されます。この時はじめて機体後部が撮影されました。同機に以降地上滑走など初飛行に向けた試験を続けたと考えられ11月10日に初飛行したという流れになります。

B-21については同じくステルス爆撃機B-2や可変翼超音速爆撃機B-1の後継として開発されたもので、特に極めて高コストのB-2よりも安価な機体となっているとされています。 現在少なくとも6機以上が生産されているとされ、実機を用いた試験が続けられることになります。特に各種爆弾の投下試験、空中給油試験などを繰り返し実運用レベルにまでもっていきます。

アメリカ空軍としては機体の引き渡しを2026~2027年頃を予定しており、今後も機体の特性や問題箇所、特に金属疲労などを見極めながら最終的な量産モデルに仕上げていくものと考えられます。