今月10日、アメリカ空軍の戦略爆撃機として運用が決定されているB-21 レイダーが初飛行しました。カリフォルニア州パームデールにある空軍プラント42には朝早くから多くのカメラマンが集まったのですが、そこで目にしたのは機体後方に伸びる謎のワイヤーです。

先端には丸いこちらも正体不明のボールのようなものが付いており一体何なのかわからなかったのですが、海外の軍事系メディアにはこのような説明がされています。

TheDriveによるとB-21が離陸時に後方に伸ばしていたワイヤーについては、実はアメリカではこのような飛行テストでは付けられているものだとしています。そのうえで、飛行機の飛行特性つまり機体性能にほとんど影響がでない形で静的な大気測定値を取得するためのセンサーが付けられており、名前としては「トレーリングコーン」と呼ばれているとしています。

このセンサーは機体の左前方に取り付けられた尖った観測用の航空データプローブや機体各所に取り付けられた装置も含め、初期の飛行試験で正確なデータを収集するための重要な機器の一つだとしています。

記載内容は以上ですが現在の戦闘機などについてはパイロットの操作がコンピュータ制御を介した制御もおこなわれており、その制御がなければ墜落するというくらい非常に繊細なものになっているとも言われています。特に全翼機ともなれば実機の飛行特性が知るデータ収集は必須でありこのようなセンサーが付けられているということになりそうです。