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ウクライナが運用し度々ロシア海軍の艦艇に被害を与えているのは無人の小型自爆ボードです。これに関して最近ロシア軍が操作不能になったと考えられる小型ボートMAGURA V5を捕獲した様子が公開されています。

TheDriveによると、ロシア軍事情報局のテレグラムチャンネルによると、クリミア半島の西側、つまりウクライナ側の海域でロシアの船を攻撃しようとしていたウクライナの小型無人水上艦を無傷で捕獲したとしています。

ロシア側によると、「間もなく敵(ウクライナ)を驚かせるだろう」などとよくわからない発表をしているのですが、今回の捕獲によりウクライナが運用する同種の兵器について対抗する手段が取られる可能性が高く、合わせてロシア側が自ら同じような自爆無人船の開発を促進させる可能性が考えられます。

ロシアがウクライナの無人船を捕獲した例で明らかになっているのは2022年9月の1回だけ確認されており、公になった例としては今回が2回目になります。

▼捕獲されたウクライナの無人船。海面と同化する色の塗装がされていることにも注目
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MAGURA V5というこの無人船については詳細は不明なのですが、分かっている範囲として全長5.5メートルあり航続距離は450海里(833km)、巡航速度は22ノット(40km/h)。ウクライナ軍事メディアによるとウォータージェット推進と流線形の船体のおかげで最高速度は42ノット(77km/h)としており、これは突入時の速度になると考えられます。積載量320kgとしており、これが爆薬量になると考えられます。 

こちらが実際に無人船でロシアの艦艇に被害を与えた様子です。どこから発進したのはか明らかになっていませんが、ウクライナ領からは少なくとも660km離れた位置にある黒海に面するロシアのノヴォロシースク港付近で攻撃に成功したことが明らかになっています。

MAGURA V5を始めとした小型艇は水面からほとんど出ておらずレーダーなどを用いて発見するのは波に隠れる形になることもあり非常に困難とされています。ただし黒海のような並が比較的穏やかな海でしか使うことができず、日本のような日本海や太平洋で使用するのは不可能と考えられます。