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2023年10月パレスチナのガザ地区にあるアーハリ・アラブ病院で何らかの爆発が発生し「イスラエルが爆撃した」と世界中のメディアが報じた内容について、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは聞き込みや状況からハマスのロケット弾の公算が大きいと発表しています。

ロイター通信によると2023年10月18日、ガザ中心部にあるアーハリ・アラブ病院の敷地で何らかの爆発があり500人あまりが死亡したなどとテロリストのハマスが発表した内容が世界中で報じられ、世界中で反ユダヤの大規模なデモが行われるまで発展しました。

これに関して国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は11月26日に証拠からはハマスが打ち込んだロケット弾の誤射で引き起こされた公算が大きいと考えられると発表しました。

この爆発については現場の状況から見ても明らかに不自然な点が多くあるものの何故かメディアが「イスラエルが病院を爆撃した」と報道しました。この誤報についてはメディアが軍事に関する常識的な知識がなく、更にハマスの一方的な主張をそのまま世界で報じたことに問題があります。

▼イスラエル軍の『空爆』にしては明らかに威力が弱すぎる不自然な現場
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HRWは病院で発生した爆発については当時撮影された複数の写真と映像、衛星画像に加え、目撃者と専門家へのインタビューに基づく調査結果から判断したとしており、結論としてハマスがイスラエルに無差別で打ち込んでいるロケット弾の推進部分により発生した可能性が高いとしています。つまりロケットの燃焼する部分が偶然病院に落下したことで爆発を引き起こしたということになります。

海外メディアもハマス側との公算

この爆発に至ってはすでに海外メディアも独自に調査を行いイスラエルではなくハマスのロケット弾が落下したことで発生したとほぼ結論づけています。

AP通信はアルジャジーラ放送が当時生中継した映像やイスラエルから撮影した映像から当時ハマスが複数のロケット弾を発射ていたことが確認されています。その映像からは発射したロケット弾が空中で何らかの爆発を生じ、数秒後に地上で大きな爆発が発生していることが映像から確認されています。