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ウクライナ治安当局によるとロシア東部、地理的にはモンゴルの北部に位置するブリヤート共和国を通過し中国に繋がるバイカル・アムール鉄道を破壊し中露間の鉄道網を破壊したと発表しています。

何らかの爆発があったとされるのは2023年11月30日頃夜間にブリヤート共和国を通過するバイカル・アムール鉄道で何らかの爆発が発生し鉄道網を破壊したというものです。バイカル・アムール鉄道は極東ウラジオストクまで続く鉄道ですが、その一部はロシアのチタと極東のウスリースクを経由し中国に接続されています。

具体的にどのような攻撃が行われたのかは明らかになっていないのですが、一部情報によるとドローンやミサイル攻撃ではなく貨物を使った爆破が行われたとしています。
そしてこの爆発が発生したのはセヴェロムイと呼ばれるトンネル内で発生したとしています。これによりトンネルが崩壊したのかについては不明です。このトンネルは全長15.343kmありロシア国内では最長の鉄道トンネルになっているとのこと。

▼バイカル・アムール鉄道は赤線
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この爆発は貨物列車に載せられた4つの爆発物が爆発したとしています。現時点でこの鉄道については運行が停止しているとのことで、復旧可能な状態なのかも含めどのような状況になっているのかは明らかになっていません。

ウクライナはこれまでもクリミア半島にかかる橋を何度か破壊を試みたことが確認されており今回もその一環で鉄道網を破壊したことになります。
なぜウクライナが中国と接続する鉄道の破壊を行ったのかについては不明です。現時点で中国はロシアを直接軍事支援していることは発表していないものの、中国からは兵器ではない資源や電子パーツやセンサー、場合によってはドローンなどが輸入されている可能性が高く破壊することで供給網を停止することができると考えた可能性があります。