RBU-6000_3

ロシア軍で最近確認さている艦艇装備を陸上兵器に転用した兵器。これに関してRBU-6000という爆雷などを発射できる兵器をトラックの荷台に取り付けた兵器が確認されたと報じられています。

詳細は不明ですが、トラックの荷台部分にRBU-6000 スメルチ-2を載せたのはロシア側の車両だとしており、ここ最近いくつかの場面で目撃されているとしています。特にクリンキ、ヘルソン地域で既に運用していることが確認されているとしており、ロシア軍の深刻な兵器不足により艦艇から撤去された兵器まで再利用が図られていることになります。
こちらがロシア軍が運用しているRBU-6000 スメルチ-2を載せた車両です。

RBU-6000_1

RBU-6000_2

こちらが艦艇に搭載している様子と発射している写真です。具体的にどのような兵器なのかに関して、まず一般的に多連装ロケット砲のように使用する対地兵器ではありません。あくまで敵の潜水艦を沈めるめるための兵器であり、飛翔体が着水し水中にいる潜水艦を対象に破壊するというものです。

ただしこの兵器については必ずしも対潜専用の兵器ではなく無誘導ロケット弾も発射可能となっており艦艇から沿岸地域に対して攻撃できるような汎用性があります。

こちらは2023年9月に投稿されたもので、既にこの時点でRBU-6000が利用されていることがわかります。

ただRBU-6000を戦場でどのようにつかっているのかは不明です。通常であればレーダーなどを用いて砲身の角度を合わせて目的の方角に合わせて発射するということが行われているはずですが、トラックには当然ついていません。予想では発射角が固定されているか、もしくは手動や電動である程度角度を合わせて発射していると考えられます。