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軍事大国のロシアと戦争状態にあるウクライナ。現在西側諸国からの武器・弾薬支援で戦線を維持しているのですが、大量の消費されている砲弾について韓国から大量に弾薬が供給されちえると一部メディアが報じています。

これはワシントン・ポストが4日「韓国が欧州諸国よりも多くの弾薬をウクライナに支援した」と主張する内容です。記事ではアメリカが今年に入ってからウクライナに供給する砲弾が足らなくなる可能性が出たことで韓国に協力を求めたというものです。

“한국이 우크라에 준 포탄, 유럽보다 많다” 美 WP 보도, 사실일까? | 나우뉴스
https://nownews.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20231205601006

米国国防部によるとウクライナは1ヶ月あたり9万発以上の弾薬が必要だと推算して生産量を増加したものの供給できるのは1/10程度しかなかったとのこと。そこでアメリカ政府は韓国政府を説得し今年から韓国製の砲弾が供給され始めたといい、その量はヨーロッパ諸国の供給量全体よりも韓国製の方が最も多くなったとしています。

ただしこの内容について真偽は明らかになっていません。ワシントン・ポストは誤った記事や曖昧がこれまでも多く信憑性も低いのですが、具体的にどの程度の量が輸出されたのかその具体的な数値は把握しておらず予想で欧州よりも多くの砲弾を供与したとしいます。

また韓国は交戦地域に対する武器支援を法的に禁止しているため表面上はできないことになっています。ユン大統領もアメリカとの首脳会談でもウクライナに対する直接的な軍事支援については議論していなかったらしくウクライナに対しては直接の武器供与はしていないという立場をとっています。

いずれにしても欧州の合算よりも多くの砲弾を供与していたというのはかなり無理のある話しではないかと思われます。しかし、北朝鮮がロシアに武器輸出していることが明らかになっている現状からすると逆にアメリカを経由してウクライナに供与していることもゼロではありません。またアメリカの減った備蓄量と引き換えにアメリカ向けの砲弾を韓国が生産する形で支援するという可能性は同盟国同士あるということは考えられます。