ラテン語でMuscae volitantesと名付けられている飛蚊症。『症』となっているのですが何らかの病気的な何かではなく一般的に加齢などで自然に発生するもので個人差はあるものの自然に発生するものだとされています。

Can a Supplement Really Help Control Those Pesky Eye Floaters? : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/can-a-supplement-really-help-control-those-pesky-eye-floaters

ではこの厄介な飛蚊症、どうにか解決する方法はないのでしょうか。記事では一般医のサラ・ブリュワー氏は、Theia Bio社製の『Clearer』と呼ばれるサプリメントが「自然だが迷惑な飛蚊症に効果的な解決策」であると述べたと引用しています。しかし、飛蚊症を解決できるとしているもののブリュワー博士は飛蚊症の除去がどのように行われるかは語っていないといいます。

この謎のサプリメントは「抗酸化物質と抗糖化微量栄養素が含まれている」とし「被験者の約70パーセントにおいて6ヶ月間にわたって飛蚊症のサイズと視覚的不快感を軽減することが科学的に証明されています」と主張しています。しかしあくまで『不快感』という気持ちの表現されているだけにとどまっておりプラシーボや対照試験のようなものが行われたのかは不明です。

では本当に抗酸化物質が飛蚊症を解消するなどの効果はないのでしょうか。2022年に台湾の研究者らが高用量の混合フルーツ酵素サプリメントを摂取すると飛蚊症を減らすことができると報告したものの、目の硝子体という立体空間にあり目を少しでも動かせば移動する濁りをどのように数えたのかは記載されておらず根拠が無いとされています。

現時点で飛蚊症を解消するサプリメントなどは存在しない

少なくとも現時点で何らかの栄養素や抗酸化物質などを接種するサプリを口にしたところで飛蚊症を根本的に消すようなものは存在していません。正しくはその証拠を裏付ける根拠が証明されていません。

YAGレーザーを使用し濁りを消すという方法も採用されているものの、すべての専門家がこれが安全であることに同意しているわけではなく、目そのもの損傷や緑内障の報告があるにもかかわらず、いくつかの民間企業がこの治療法を『良い解決策』として提供している事実があります。

いずれにしても飛蚊症は老化などで発生することが知られており特にライフスタイルにより老化を加速させたり減速させたりする可能性があるという証拠がいくつか示されています。携帯電話、タブレット コンピューターなどを注視し続け目を酷使する現代社会が原因とされ、ブリューワー博士も栄養価の高い食事、水分補給、睡眠について、健康を維持するための優れた方法をすべて推奨しています。

記事では飛蚊症で悩んでいる人はどうすればいいのかという点についても紹介しており「ほとんどの場合で最善の策は『無視』することです、しており時間が経つにつれて脳は適応し私たちはそれらにあまり気づかなくなります」とのこと。

私も飛蚊症で一時期悩み何度も眼科にいったことがあるのですが、部屋の壁紙を飛蚊症が見えにくい紺色や模様柄に変更したことで1日で見える時間が減ったことで現在は気にならなくなっています。

*抄訳したものを掲載しています。医学的な内容につきましては必ず医師の説明を受けてください。