イージス艦のミサイル迎撃能力をそのまま地上設置したイージス・アショア。特に高高度を飛翔する弾道ミサイルを迎撃する優れた性能があるとされているのですが、ここポーランドに建設されたイージス・アショアシステムがようやく稼働することになったとしています。

このイージス・アショアは2009年にプロジェクトが開始されたものの、長年の建設遅延が発生し、その他にも問題がいくつか発生したことで2023年12月にようやく稼働することとなりました。このイージス・アショアはポーランドに建設されており、その対象は主にロシアから飛翔する弾道ミサイル、つまり核兵器をはじめとした大型兵器を迎撃するという目的があります。

現在ヨーロッパにはアメリカ軍が建設したイージス・アショアが2つありもう一つはルーマニアにあり2016年から運用が始まっています。

▼イージス艦による弾道ミサイルの迎撃(運用はイージス・アショアとほぼ同じ)

イージスアショア

この2つのイージス・アショアはハワイに設置されているものとすべて同じ構成を持っています。これらのサイトは、フライト IIAアーレイ バーク級駆逐艦の設計から取得した要素を陸上配置にそのまま移植したもので構成されています。

▼イージス艦とイージス・アショアの内部構造や配置の違い


重要なイージス戦闘システムやAN/SPY-1 レーダー、その他のサポート システムや作業スペースを含むアーレイ バークの主要上部構造をモデルにしており、その見た目がイージス艦の艦橋に似ていることからもわかるように同じようなデッキハウスが作られています。もちろん運用するミサイルはミサイルを発射する Mk 41 垂直発射システム(VLS) アレイもイージス艦と同等となっています。