image_10

ウクライナ侵攻で深刻な弾薬不足に陥っているロシア。ロシアは制裁を受けている北朝鮮から砲弾を輸入し使用していることが明らかになっているのですが、砲弾ごとに装薬の量がそれぞれ違うなどゴミのようなものだったと報じられています。

ウクライナの軍事メディアディフェンスエクスプレスが今月9日に報じた内容として、ロシア軍が現在使用している北朝鮮製の152mm自走砲用の砲弾を入手し解体・分析した様子を公開しました。

あくまでウクライナ側の主張ということになるのですが、分解した砲弾内部について「品質より量を重視していることがわかる」ことになっていたといい、5つ解体した結果として、まず弾頭を飛ばす薬莢の量がそれぞれの砲弾で量が異なっていたという意味不明ものになっていました。

装薬の量が異なれば発射する砲弾の初速が異なるため落下する地点が異なることになるのですが、それぞれ均一ではなかったと説明しています。

あわせて砲身内部の銅粉末を除去するための電線部品が抜けているケースがほとんどで、充填された火薬の色は砲弾ごとに目立つほどの違いがあったといい、理由はとしては砲弾を密封されるべき部分が破損していたらしく、湿気などにより劣化した可能性が示唆されています。ちなみに製造された年などはよくわかっていません。

ウクライナメディアによると、最近ロシア軍の車両で北朝鮮製をつかったためか暴発するケースが報告され自走砲などが内部で爆発したケースが増加している傾向があるとも主張しています。

アメリカ側によると今年10月の時点で北朝鮮からロシアへコンテナ1000個以上の武器を積んだ状態で移動していると説明しています。