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イスラエルがハマスに行っている大規模な掃討作戦について、先日軍需企業ラファエル社が開発した『スパイクファイアフライ』という自爆型偵察ドローンをはじめて運用している姿が撮影されたと報じられています。

現地時間18日、アメリカの軍事系メディアなど外信にようるとイスラエル軍は自国のラファエル社が開発した携帯用小型自爆ドローン『スパイクファイアフライ(Spike FireFly)』をはじめて実際作戦に投入された映像を公開しました。

このドローンはモアズ(Moaz)とも呼ばれているドローンで、撮影されたのはヨルダン川西岸のジェニンという地域で撮影されたものだとしています。

スパイクファイアフライについては上限逆回転するプロペラを搭載し3つの構造から構成されています。全長は40cm程度、重量3kg。特徴としては小さいくプロペラを折りたたむことができます。車両に搭載しこの縦長の箱から人の手をかりず発射したり、場合によっては地上に設置した状態で離陸することもできます。

カタログスペックとしては飛行時間は15分程度と短く、弾頭部分をバッテリーパーツに置き換えることで30分の飛行ができるとしています。最も下のユニットにはカメラが搭載されており、昼夜環境で動作させることも可能です。弾頭には一般的な350gの爆薬と破片で構成されているとしてます。

▼参考動画


弾頭を上空から落とすというものにはなっておらず、偵察任務以外は自爆攻撃となるため完全使い捨てです。再利用するためにはオプションの足を搭載しなければならず車両からの打ち上げなどは不可能と考えられます。

折りたたみ構造からカメラに至るまでウクライナで使用されているドローンよりも高コストの兵器と考えられ運用上として国内の産業基盤が整わなければ生産が難しいという問題はあります。いずれにしても昨今の戦争を見ても分かるようにドローンの運用は戦闘を有利に進める上で必要不可欠の装備となっていることが伺えます。