現在この施設にはJ-15という艦上戦闘機をはじめいくつかの機体が設置されており、その中に新たにGJ-11が確認されたというものです。この地上空母試験施設については機体が空母の甲板上でどのように適合し移動できるのか海上での使用を想定し航空機を評価するために使用されているのこと。また電波に関する作業やその他のテストも行われていると説明されています。
したがって、この施設に置かれている＝将来的に空母に搭載する前の試験の可能性が高いという評価がされています。

Mockup Of Chinese Stealth Drone Appears On Full-Size Aircraft Carrier Test Rig
https://www.thedrive.com/the-war-zone/mockup-of-chinese-stealth-drone-appears-on-full-size-aircraft-carrier-test-rig

▼2019年に撮影されたGJ-11(陸上型)


地上の空母試験施設についてはいくつかアップデートされていることが分かっています。それは中国が次の空母として配備を目指す003型空母をおおまかに想定しているものと考えられています。003型空母にはカタパルトが搭載されていることが分かっており、J-35というF-35のようなステルス機とされる機体が既に施設に置かれているなど将来的にGJ-11などの無人機の運用も視野に入れていることがわかります。



GJ-11に関しては2013年に初飛行しており、2019年時点で収益していることが中国軍により発表されています。性能として無人偵察攻撃機と表現されており、偵察や監視という能力だけではなく攻撃や電子攻撃を行うこともできる可能性があり、これをベースに海軍型として空母から発艦・着艦できる艦載機になる可能性があります。

このような形状の機体については唯一アメリカ海軍が2013年にX-47Bを用いて空母で試験したことがあるものの結局採用はされませんでした。