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中国政府によると、国内サービスを展開しているオンラインゲーム全般に関して毎日のログインボーナスからはじめての課金、また未成年に対してガチャと呼ばれる課金システムを禁止する規制案を発表したと報じられてます。

これは中国の国家新聞出版署が将来規制を目指す法案として来年1月までに一般から意見を募集するというもので中身としてはスマホゲームをはじめとするオンラインゲーム全般の課金を規制するものになっています。

スマホゲームにはほぼ全てでガチャという要素があり、例えるならば1%程度かそれ以下の確率でゲームを有利に進めることができる強キャラ・強アイテムを排出するクジがあり、目安として1回あたり300円程度のクジを100回行って引き当てるか分からないという謎の商法があります。

このようなスマホゲーにおけるガチャについてはギャンブル的な思考・行動にでることがあり問題視されているのですが、今回中国で発表された規制案としては20歳未満に対してこのガチャを行わせることが例外無しに禁止されます。

あわせて成人以上についても異常なレベルの課金が行えないようにするためゲーム内で有償アイテム(ガチャチケットと引き換えできるゲーム内での通貨)に対してチャージできる金額の上限を儲け規制します。

つまり中国では将来的にガチャというものに対しては課金できる月額などが設けられ、未成年はガチャすらも禁止するというものになります。

現在のゲームシステムをほぼ規制へ

合わせてこの規制法案ではゲームへ毎日のログインしたときにもらえるボーナスを禁止。はじめて課金したときに貰える見返りも禁止、さらに繰り返し課金することで貰えるボーナス等もすべて禁止します。

このようにガチャを中心に支出を大幅に規制するものとなっており、毎日ゲームにログインさせるシステムについても合わせて規制されるということになります。

国産ゲームは国内にサーバーを置くこと

中国で開発され日本でも有名なゲームは多々あるのですがこれに関しても中国は規制します。中国政府としてはユーザーデータの管理に対する懸念があると判断し、ゲーム会社にはサーバーを国内に置きそのデータを集めることを義務付けています。

内容は以上ですが今後の中国におけるゲーム開発についてはガチャが大幅に規制されることを受けて無償のゲームというのは少なくなると考えられます。特に未成年から収入が得られなくなる可能性があるため月額いくらで遊ぶことができるというものに置き換わる可能性があります。

もちろん中国以外では適用されることはないものの他国ではそれぞれ異なる課金要素を導入しなければならずゲームの設計は相当むずかしいものになると考えられます。この規制案については日本のネット上でも肯定的な意見が多く規制らしい規制が存在しない日本に対して否定的なコメントが多くよせられています。