
ウクライナやイスラエルでの戦闘でなにかと聞くトルコ。無人機の運用に力を入れている国、そんな印象も最近あるのですが、この国では初と考えられる全翼型無人戦闘航空機 (UCAV) の飛行試験に成功したと報じられています。
この無人機はANKA-3 MIUSと呼ばえるもので、開発したのはトルコ航空機産業(TAI Turkish Aerospace Industries)です。トルコと同盟国が運用する固定・回転翼の軍用機と民間機の近代化を行ったり、改造、システム統合プログラムとアフターセールスサポートしているという企業になるのですが、その国が独自開発したのがこの無人機になります。
このような無人機についてはアメリカのX-47 ペガサスというものが有名で似たような機体が開発されました。他国でもロシアや中国も開発・運用しているのですがまだ少ないのも現状です。
ANKA-3の初飛行については1時間10分の連続飛行が行われ到達高度は8000フィート、飛行速度は150ノットでこれは予定されていたプログラム通りの結果が得られたと考えられます。
トルコメディアによると機体中央に2つの爆弾倉を設けておりそれぞれに1400ポンド(635kg)を搭載することができるとしています。また翼外側にも220ポンドの重量を搭載できるステーションがあるとのこと。(写真ではオレンジ色の増槽が確認できる箇所?)
ANKA-3はステルス性を考慮した機体設計になっています。ただし、本格的なステルス戦闘機のような小鳥程度にしかレーダー反応しないという水準になっているのかは不明ですが、いずれにしても防空網を突破できるようなある程度は敵のミサイルから防げるよう設計がされているものと思われます。
ANKA-3については初めて公になってからわずか1年程度で初飛行となり既に無人全翼機が一部の軍事先進国だけが開発・運用できるような時代ではなくなっていることが明らかになりつつあります。
ANKA-3 İnsansız Savaş Uçağı’nın ilk uçuşu: pic.twitter.com/lNxcuCy4m5
— SavunmaSanayiST.com (@SavunmaSanayiST) December 28, 2023
このような無人機についてはアメリカのX-47 ペガサスというものが有名で似たような機体が開発されました。他国でもロシアや中国も開発・運用しているのですがまだ少ないのも現状です。
ANKA-3の初飛行については1時間10分の連続飛行が行われ到達高度は8000フィート、飛行速度は150ノットでこれは予定されていたプログラム通りの結果が得られたと考えられます。
無人攻撃機のANKA-3
現代『無人機』は主に情報収集を主体とした偵察機、その偵察機に攻撃機能力を付与した無人機、最初から攻撃機として開発された機体などがあります。ANKA-3は偵察機というよりも元から攻撃機として開発された機体になります。トルコメディアによると機体中央に2つの爆弾倉を設けておりそれぞれに1400ポンド(635kg)を搭載することができるとしています。また翼外側にも220ポンドの重量を搭載できるステーションがあるとのこと。(写真ではオレンジ色の増槽が確認できる箇所?)
ANKA-3はステルス性を考慮した機体設計になっています。ただし、本格的なステルス戦闘機のような小鳥程度にしかレーダー反応しないという水準になっているのかは不明ですが、いずれにしても防空網を突破できるようなある程度は敵のミサイルから防げるよう設計がされているものと思われます。
ANKA-3については初めて公になってからわずか1年程度で初飛行となり既に無人全翼機が一部の軍事先進国だけが開発・運用できるような時代ではなくなっていることが明らかになりつつあります。