image_131

ロシアの軍事ニュースサイトによると、ウクライナ南部のクリミア半島の北に位置するヘルソンなどの地域で兵士らに提供されようとした飲み物に毒が混入されていたことがわかったと報じています。記事ではウクライナ側が仕掛けた可能性があるとされているのですが状況は明らかになっていません。

ロシア名でウィングドなどと呼ばれる軍事系メディアによると、ロシアが現在占領しているヘルソン地域およびザポリージャ地域に展開するロシア兵に対してアルコールを介した大量の毒殺未遂があり関与したものを現在探していると報じています。

記事によると具体的な状況は明らかになっていないものの、今回の出来事については「ウクライナの特殊部隊に密かに協力している可能性のある地元の供給業者を通じて行ったかもしれない」といい、「ロシア軍が現在支配している地域でアルコールを購入しないよう強く要請する」とメッセージを残しているとのこと。

Российских бойцов под Херсоном и Запорожьем пытались массово отравить
https://topcor.ru/42807-rossijskih-bojcov-pod-hersonom-i-zaporozhem-pytalis-massovo-otravit.html

もちろんウクライナ軍が関与している可能性はゼロではないのですが、根拠は示されておらずどのように現地に届けられたものなのかも詳しい記載はありません。

この記事に記載されたコメントとしては「製品は軍を経由してのみ最前線に送られており医師または医療指導員による複数の検査が義務付けられ検査したものが部隊へ配給が行われている。食品や飲料の品質が悪いまたは保管や輸送の規則に何らかの形で違反している疑いが少しでもある場合、また送り主に疑いがある場合は破棄される。このような規則はソ連時代から存在している」と説明しています。

過去にもあった毒殺未遂

ロシアといえば毒殺はよく行われる手口ですが、実は具体的に日付は不明ですが最近も同様の出来事があったとしています。これはアルマビルという飛行学校卒業20周年記念式典中で休暇のために到着した軍関係者に対して毒殺を試みた出来事だといいます。

記事によると集まった士官らのために宴会が準備されていたといい、正体不明の誰かから提供されたという20kgのケーキ、数箱分のウイスキーがテーブルに置かれていたとのこと。しかしそのケーキと飲み物には強力な有毒物質が仕込まれていたことが判明。このケーキとウイスキーは誰も口にしなかったことで被害者はでなかったとしています。